Windows Azure SDK 1.4ではWindows Azureに Remote DeskTop (RDT:リモートデスクトップ)で接続できるようになっていて、RDT接続を使ってAzureのデプロイではなくASP.NET Webアプリの配置を行う事が出来ます。
リモートデスクトップ接続用の証明書を作成する
Visual StudioでWindows Azureプロジェクトを作成(または既にあるものを開く)します。
ソリューションエクスプローラからWindows Azureプロジェクトを右クリックしてメニューを表示させて[発行]を選択します。
[Windows Azure プロジェクトの配置]ダイアログで「リモートデスクトップ接続の構成」をクリックします。
[リモートデスクトップ構成]で証明書を作成または選択します。ここでの注意点はリモートデスクトップ用の証明書は専用の物を作成しないといけない点です(一度作成したものを有効期限を延ばして再度使う事はできます)。
ドロップダウンリスト(上図では[Windoss Azure Tools ? AzureConnect]を表示されていますがここは人によって違います)を開き、「作成」を選択します。
[証明書]ダイアログで[詳細]タブを選択し、[ファイルにコピー]ボタンをクリックします。
秘密キーのエクスポートは[はい、秘密キーをエクスポートします]オプションを選択します。
[Personal Information Exchage ? PKCS #12 (.PFX)]オプションを選択し、[照明のパスにある証明書を可能であればすべて含む]チェックボックスもチェックします。あとはファイル名(ここではAzureConnectと命名したとします)。
証明書に対するユーザ名とパスワードを入力します。ここで入力したユーザ名とパスワードはリモートデスクトップ接続時に使用します。
[OK]ボタンをクリックします。
このダイアログでも[OK]ボタンをクリックしてWindows AzureプロジェクトをWindows Azureにデプロイします。
Windows Azure Portalで証明書をアップロードする
[Hosted Service, Storage, Accounts & CDN]-[Hosted Service]を選択します。
ツリービューから[Certigicate]を選択し、[Add Certificate]ボタンをクリックします。
ダイアログが表示されるので先ほど作成した証明書を[Browse]ボタンをクリックしてファイル選択ダイアログで選択します。パスワードはAzureのパスワードです(証明書のパスワードではありません)。
リモートデスクトップ接続を行う
証明書のアップロードができたら[Hosted Service, Storage, Accounts & CDN]-[Hosted Service]を選択します。
メニューにある[Connect]ボタンをクリックします。
rdpファイルのダウンロードダイアログがでるので[ファイルを開く]ボタンをクリックします。
[リモートデスクトップ接続]ダイアログが表示されるので[接続]ボタンをクリックします。
証明書に設定したパスワードを指定して[OK]ボタンをクリックします。
勝手証明書なので警告ダイアログがでますが気にせず[はい]ボタンをクリックすればリモートデスクトップ接続が開始されます。
こっちのConnectは違います
[Home]メニューを選択したときにも[Connect]メニューが表示されます。
よく見ると同じ「Connect」でもアイコンが違います。こっちの[Connect]ボタンをクリックするとVirtual NetworkつまりWindos Azure Connectの設定画面が開きます。