私は基本的に安易な119はやめよう派です。
知人の話ですが、去年の今頃、体調を崩してかかりつけの近所のクリニックで診察してもらったところ、バイタルにかなりヤバい数値が出始めていて院長の判断で救急搬送を行う事になりクリニックから119番が行われました。
このとき、運悪く救急車が出払っていたため(クリニックからという事で優先順位が低かったのかもですが)非常に救急車の到着が遅れ、クリニックの先生(運よく専門分野だったそうです)や看護師さん達が必死にバイタル取り戻そうとしていたそうです。本人は意識混濁して良く覚えていないですが救急搬送した先であとから聞いたところによると、応急処置が適切でなかったりもう少し時間かかっていたらヤバかったらしいです。
クリニックの先生、ありがとうございます。
この事から私が得た教訓は次のようなものです。
- 安易な119はやめよう(救急車が出払っているときもある)
- 近所にかかりつけのお医者さんを持とう
その知人は、本当にヤバい人がいるかも知れない、自分より救急車を必要としている人がいるかもしれないと思ったら以前にもまして119番はしないようにしたいと話していました。
なので、正直に白状しますと、かるぼさんのエントリ「安易な119はやめようというのは危ない」と言われてもすんなりとは受け入れることができませんでした。そんな事を言っていたらグレーゾーンにいて辛うじて安易な119番をおこなっていなかった人が1人でも2人でも増えたら問題じゃないのかと。
しかし、かるぼさんの次のエントリのコメントを読んで考えが変わりました。
安易な119はやめようというのは危ない... パート2(観点がずれてました。)
http://blogs.wankuma.com/carbonara/archive/2008/05/13/137440.aspx
このエントリの中のコメントで、かるぼさんから次のような発言がありました。
|非常識な人の乱用<常識人が遠慮をする
|という方がより問題なのではないかと感じています。
この視点で見た場合、「安易な119はやめようというのは危ない」という主張はすごく自分の中にすんなり受け入れることができました。ぶっちゃけ後出しじゃんけん的な発言をすれば「最初のこの2行からエントリがはじまっていてくれれば、もわもわしなくてもすんだのに~」的な気持ちです。
同時に、かかりつけのお医者さんをつくるというのも廃れてきているのかも知れませんし、かかりつけがいなかったりする場合も考えると119番に電話して判断してもらうという事も必要なのかも知れない(もしくは東京であれば#7119を活用するなども必要なんだろうな)と思いました。
また、救急搬送トリアージにより119番レベルだけではなく現場レベルでもノイズ(とあえて呼ばせて頂きます)を除去する事で輻輳を最小限に抑えて、本当に救急搬送が必要な方へいち早く救急車が現着できるような努力も考えると、救急病院に自分で行く人が増えて救急病院で輻輳が発生するよりも#7119や119番により翌日昼間の普通の病院に振り分けなどが行われた方がトータルでは良いのかも知れません。
↓救急車現着までの時間が伸びている話
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20061201ik05.htm
↓#7119関連の話
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070906/14828
救急搬送トリアージの現状の報告ページがありました。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-nihondutumi/triagekekka.html
54,321件中49件という対象件数は単純に比率から見れば少ないでしょうけれど、その49件と同時刻に緊急性を要する本当に救急搬送が必要な人がいないとも限らない訳で、比率だけでは判断してはいけない事だと思っています。