DJIのドローンは、業務用シリーズがPHANTOM 4、一般向けなシリーズがMAVICとブランドが分かれています。一般向けにはもっと小型のSPARKもありますが、本格的に使うならばMAVICを選択したいものです。
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現在、MAVICには、「PRO」と「AIR」に2つのタイプがあります。名前からするとPROの方が上位機種のように思えますが、2018年1月に発売されたばかりのAIRはPROに勝るとも劣らない機体であるといわれています。
スペック比較
それでは基本的なスペックで両者を比べてみましょう。
項目 |
MAVIC PRO |
MAVIC AIR |
価格 |
129,800円 |
104,000円 |
重量 |
743g |
430g |
最大飛行時間 |
27分 |
21分 |
最大速度 |
65km/h (Sモード) 36km/h (Pモード) |
68.4km/h (Sモード) 28.8km/h (Pモード) |
最大伝送距離 | モバイルデバイス:80m 送信機:4000m~7000m | モバイルデバイス:80m 送信機:500m~4000m |
カメラ |
3軸ジンバル付き 1200万画素 1/2.3インチCMOS |
3軸ジンバル付き 1200万画素 1/2.3インチCMOS |
最大動画解像度 |
4K 30fps |
4K 30fps |
ビデオビットレート |
60Mbps |
100Mbps |
動画伝送方式 |
OcuSync |
拡張Wi-Fi |
動画遅延 |
160~170ms |
170~240ms |
SDK |
あり |
あり |
両社の大きな違いは、最大伝送距離と動画遅延になります。MAVIC PROはドローンを視界にとらえて操縦するだけではなくドローンが見えないくらいの距離であっても映像を見ながら操縦することを想定したスペックになっています。一方のMAVIC AIRはそこの部分は少しライトな仕上がりになっていますが、全体的な基本性能はMAVIC PROと同等といえるでしょう。
つまり、ドローンを視界にとらえられる範囲で楽しむならば、AIRというのは最善の選択になるかもしれません。
SDK
開発者ならば自分で飛ばすだけではなくプログラムにより操作してみたいと思うと思います。
https://developer.dji.com/mobile-sdk/
PROもAIRもSDKが用意されています。
SDKでできる機能としては
- 上昇下降
- 各種センサーデータの取得
- 障害回避
- カメラとジンバルのコントロール
- ライブビデオストリーミング
- 画像ストレージのアクセス
- ウェイポイント、ホットポイント、フォローミー機能
- バッテリーとリモートコントローラーのステータス表示と制御
SDKにはiOS用とAndroid用があるので、次回は、ダウンロードしたSDKをXamarinから使う方法を紹介したいと思います。