クラウドを「素早く」がしがし使いこなしている会社さんはある意味自由度の高い会社さんだと思う。
もしくは企業の中でもクラウド広める部門とか。
でも、一般の会社の一般の部門でとなるとそうは問屋が卸さないのが実用。
ということで、Windows Azureに限らずパブリッククラウドを使う上でのあるある話などをとりとめもなく列挙。
個人契約したクラウドでの検証はNG
自前PCなどを業務に使うのと同じと判断されちゃう。まあ、仕方がないかな。だとしたら会社契約で無料枠をと思うと…
無料枠無視して費用がかかるのでと稟議が必要
まずは無料枠しか使わない予定だったりするのに、使用予定量を計算しなくちゃいけない(まあ無料枠超えないという根拠にも使えるから仕方がない)し、予算がないから稟議却下する人がでる。だから無料枠をつかうんだって!
無料枠があるので稟議ルートの人がパニック
下手に無料枠があるので「これ何?」と書類が回っていく先々から呼ばれて、どこまで稟議が進んだのか手に取るようにわかりますが、正直面倒。
回線は共用なので速度保証は難しいのにどうしても譲らないアプリ開発担当管理職
自前サーバーよりよっぽど帯域あるのにどうしてもこの点がネックになったりします。もう100Mbpsでもいいので占有帯域ほしい感じ(もちろん追加費用ありで)
根拠なく構成にこだわるアプリ設計者
クラウド特性を考慮したインフラ構成を先に出しているのに、まったく見ずに自分たちの過去の資料からコピペしてきて相違点を提示すると露骨に「なんでできないの?」と聞いてくる。説明するのはやぶさかではないけれど、そもそもそれがなぜ必要なのか自分たちで説明できない構成を要求しちゃだめです。表面上違っても本質は同じ対案だしても評価できないという状況はやめてほしい。
自前サーバーより高性能なのに共用だから心配する
4コア8GBのゲストx2よりも2コア4GBな自前サーバーを信じちゃったり。これ実働で見せるとOKでるんですが、クラウドで環境構築の手軽さの肌感覚が分からないのでたいていOKでない。いや、ハード調達とはラベルが違うんですよ!(ラベルが違うギャグいう年代の人に通じないんです)
セキュリティ監査受けるまではインターネットから接続しちゃいけません
SaaSならいいけどIaaSでこれいわれると監査に必要な構築をインターネットから接続してやらないといけないのにという究極のジレンマに陥ります。
まだまだありそうですが、今日はこの辺で