Mango = 7.5といわれていましたが7.1が正式バージョンのようですね。
http://msdn.microsoft.com/en-us/library/hh202996(v=VS.92).aspx
秋にに登場すると言われているWindows Phone OS 7.1に対応したWPDTであるWindows Phone Developer Tools 7.1のβ版が公開されました。
http://www.microsoft.com/downloads/en/details.aspx?FamilyID=77586864-ab15-40e1-bc38-713a95a56a05
システム要件としては
- Windows Vista SP2
- Windows 7
- 4GBの空きディスク領域
- 3GBのメモリ
- DirectX 10 or WDDM1.1対応
となっており、Visual Studio 2010 SP1に対応しているそうです。
インストール前の自環境の状態について
インストール前の環境で関連しそうなのは次のようになっています。
- Windows Phone Developer Tools
- Windows Phone Developer Tools January 2011 Update
- Visual Basic for Windows Phone Developer Tools ? RTW
- Microsoft Expression Blend 4 日本語版 SP1
- Visual Studio 2010 SP1
- Silverlight For WindowsPhoneToolkit 2011年2月版
また、1033フォルダを1041フォルダにコピーして日本語Visual Studio 2010でも使えるようにしています。
http://blogs.wankuma.com/hatsune/archive/2010/09/23/193150.aspx
インストール前の事前作業
MSDNのダウンロードページからvm_web2.exeをダウンロードして実行するとWebインストールが開始されます。
結果は次のようになります。
要は事前にアンインストールしなさいということなのですが、この2つのプロダクトのアンインストール理由は異なります。
- 互換性のないVisual Basic for Windows Phone Devloper Tools - RTWの「バージョン」があるのでアンインストール
- 互換性のないMicrosoft Expression Blend 4とSDKの「言語版」があるのでアンインストール
WPDT 7.0に追加でインストールしたVB for WPDTであり、WPDT 7.1にはVB対応も行われているのでアンインストールは納得です、というかやっと1つになってくれたというのが正直なところです。
Blend 4はできればアンインストールしないで済むならば済ませたかったのですがきっと7.1対応Blend 4英語版が入るためのアンインストールなんでしょうね。
最後のあがきとしてVB for WPDT - RTWだけをアンインストールして再度試してみましたがダメでした(笑)。
覚悟を決めてBlend 4関連をアンインストールです。
Blend 4本体をアンインストールしてもSDKはアンインストールされないので1つづつアンインストールしていきます。
インストール
ダウンロードがおわれば自動的にインストールが開始されます。
順調に進んだインストールですが最後の最後でBlend 4のインストールだけが失敗します。
WPDTでインストールされたBlend 4はアンインストールして日本語版Blend 4をインストールする必要があるので気にせず先に進みましょう。
WPDT 7.1ではSDK 7.0と7.1の両方に対応していて、現行のWindows Phone OS 7.0のアプリも秋に実機アップデートがあると言われているMangoことWindows Phone OS 7.1のアプリも作成する事が出来ます。それが証拠にSDKもv7.0とv7.1の両方のフォルダがあります。
英語版を後から入れろってことなんでしょうか。
日本語Visual Studio 2010への統合
- C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\1033フォルダをコピーして、そのコピーしたフォルダ名を1041にリネーム
- C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\VisualBasic\Silverlight for Windows Phone\1033フォルダをコピーして、そのコピーしたフォルダ名を1041にリネーム
- C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\1033フォルダをコピーして、そのコピーしたフォルダ名を1041にリネーム
- C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ItemTemplates\VisualBasic\Silverlight for Windows Phone\1033フォルダをコピーして、そのコピーしたフォルダ名を1041にリネーム
- C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\devenv ?installvstemplates を実行
Visual Studio 2010を起動
Visual Basicのテンプレートにも「Silverlight for Windows Phone」が追加されていてその中のテンプレートも数が増えています。
WPDT 7.0からあったもの
- Windows Phone Application
- Windows Phone Databound Application
- Windows Phone Class Library
- Windows Phone Panarama Application
- Windows Phone Pivot Application
WPDT 7.1で追加されたもの
- Windows Phone 3D Graphics Application
- Windows Phone Audio Plyaback Agent
- Windows Phone Audio Streaming Agent
- Windows Phone Audio Task Scheduler Agent
またデフォルトのプロジェクト名も「WindowsPhoneApplication1」という長い名前だったのが「PhoneApp1」とすっきりした名前に変わっています。
プロジェクトの新規作成
プロジェクトの新規作成時にWindows Phone OSのバージョンを「7.0」にするか「7.1」にするかが選べます。
実機OSバージョンとターゲットOSバージョンの関係は次のようになります。当面は実機動作を考えているものは7.0を必ず選択してください。
| 実機OS 7.0 | 実機OS 7.1(未提供) |
ターゲットOS 7.0 | ○ | ○ |
ターゲットOS 7.1 | × | ○ |
新エミュレータの実行
ターゲットOSに7.0を選んだ時も7.1も選んだ時も新しいエミュレータが立ち上がります。実機ロムから抜いてつくったエミュレータなので実機との差異が少ないとのことでしたが、実機が7.1になるまでの間はどうしたらいいのでしょう。