2009/03/27に登場したSUSE Linux Enterprise 11はマイクロソフトと協業したノベルがMonoを筆頭にWindowsとの相互接続性強化を図ったLinuxディストリビューションです。
MonoはLinux上で.NETアプリケーションを動作させる事ができるフレームワークです。Windowsアプリの稼働環境としてMonoを使うというケースはそれほど多いとは思えませんが、ASP.NETを動作させる稼動環境として「Linux + Apache + Mono」が欲しいと思う人はいるかもしれません。
Mono自体はノベル主導の.NET Framework互換のオープンソースソフトウェア(Linux、FreeBSD、UNIX、Mac OS X、Solaris、Windows版がある)ですので、その気になれば無料LinuxにApacheとMonoを自分で導入して利用する事もできます。しかし、あちこちからダウンロードしなくても初期導入が行える方が良いとか、企業で導入するときにサイトからダウンロードするのは(パッチを除き)導入不可でインストールメディアからのみ許可(*1)されているような場合には便利なLinuxディストリビューションだといえるでしょう。
*1:意味ない事ですが実際にあるのです(笑)
1年間のサブスクリプション価格
- SUSE Linux Enterprise Server 11
41,880円 - SUSE Linux Enterprise Desktop 11
6,000円 - SUSE Linux Enterprise Mono Extension
24,000円 - SUSE Linux Exterpruse High Availability Extension
83,880円
Monoって特徴の1つなはずなのに別売だし価格も本体価格比からすると非常に高額なんですかれど、ノベルさん、あんまり本気じゃなんでしょうか(笑)。