だってニホンジンだもの。というわけで、まだまだSandCastleな世界。
SandCastle Help File Builder を使ってみる
http://blogs.wankuma.com/esten/archive/2007/09/12/95500.aspx
美しいサンプルコードをつけてみる
http://blogs.wankuma.com/esten/archive/2007/09/12/95789.aspx
出来上がったヘルプファイルにHTMLコンテンツを追加してみる
http://blogs.wankuma.com/esten/archive/2007/10/02/99202.aspx
の続き。
ドキュメントも同梱できた、サンプルコードも綺麗、でも、まだ不満。
そう、色々と日本語じゃない。Descriptionなんていわずに、説明とか内容とか詳細とか言ってほしいし、Membersもメンバで良いじゃん、とか思ってしまう。第一、英語表記だとアレルギー反応なユーザさんもいたりとかするから、極力日本語にしたいなぁと思うのが辛いね、大日本人（笑）
そこで、SandCastleを使ってできあがるHelpFileをできるだけ日本語化してみよう、というのが今回のお話。
もともと、SandCastleっていうのは、コンパイラが作ってくれたXMLファイルの情報を元に、自分自身が持っているXMLファイル雛形情報とくっつけて、かっちょいいHelpFileを作ってくれるというツール。つまり、このSandCastleがもつ雛形情報のXMLファイルをいじってしまえばカスタマイズは結構自在だったりします。このあたり、サンプルコードをVB.NETに統一表示させた時にちょこっと触れた話でした。
そう、それを踏まえて考えると日本語化は大変じゃないはず。ちょこっと細工はいるけどね、なにしろ、日本語だから。
１．実際にページを日本語化してみよう
対象となる雛形XMLファイルは、SandCastleインストール先パスにある、Presentation＞自分の作りたいHelpFile形式パスの中。（このパス名の探し方も以前の話で出てたので参考に）この中に、content パスがあるのでそこを覗くと、reference_content.xml というファイルがあります。これがHelpFileの中身に表示される語句の正体。ここを日本語化すれば、日本語表記になります。この絵の場合だと、雛形はvs2005のContentですね
XMLファイルをエディタで開いたら、タグの名前はそのままにして、記述内容に対してここはこういう表現がいいなぁ、で適当に書き換えればOK。同じ語句がけっこう繰り返して使われているので一括置換すると楽。ちなみに、語句だけで置換えちゃうとタグまで変わっちゃうので、置換元語句+'<'→置換先語句+'<'、という方法でやるとミスがないですよん。そしてココからがポイント。このXMLファイルは日本語表記に向いたXMLファイルではありません。なので、一行目＜CONTENT xml:space="preserve"＞を
<content xml:space="preserve" lang="ja" encoding="UTF-8">
と書き換えます。つまり、ワタシ、ニホンジンデス、２バイトモジアリマース、って宣言をして、このファイルをUTF-8コードファイルに保存しちゃうんですね。これをし忘れるとビルドでエラーやっちゃいますのでお忘れなく（笑）
２．HelpFileをビルドする
日本語化リファレンスXMLファイルができたら、いつものようにビルド（笑）終わるまでノンビリ待ちましょう。
今回作ったHelpFileの画像は大人の事情で出せません。そこで、その代わりに、今回使った日本語化リファレンスXMLファイルをDLできるようにしちゃったりなんかしちゃったりして♪ よろしければ、後はこれを好きにアレンジして使ってやってくださいな。
ってことで世界の中心で
Optional
いちまんえんとにせんえんまえからあっいっしってっる～