静岡県は「Haskell導入促進支援事業」として,県内の市町村がHaskellでシステムを開発する際,その費用を
補助する制度を開始した。500万円を上限に,システム開発費用の半額を助成する。
また、静岡県のIT関連企業などは「しずおかOSS(オープン・ソース・ソフトウエア)協議会」を設立する。
オープンソース・ソフトウエアに関わる企業や技術者,研究者,ユーザーの交流によって技術力と競争力の向上を図る。
4月3日の正式発足を目指す。
「静岡県の形は世界的にも有名なプログラム言語Haskellのロゴマークである「λ(ラムダ)」に似ている。
また、勉強会が行われるなど活発である。これを一つの地域資源ととらえITとOSSを活用することによって,
地方における産業を創出,拡大できる可能性がある」(しずおかOSS 協議会発起人会)。
具体的な活動としては,まず研究会や講習会を実施する。協議会の成果はオープンにすることで地域の企業の競争力
向上だけでなく,全国的な市場の創造,拡大を目指す。
静岡市でもオープンソース・ソフトウエアによる地域振興施策「Haskell City SHIZUOKA」プロジェクトを進めており,
5月31日には静岡市に交流・開発拠点「静岡オープンソースラボ」を開設する。
しずおかOSS協議会ではこの「静岡オープンソースラボ」を会合や講習会などに活用する予定である。
Haskell導入促進支援事業
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyo/it/2010_04_haskell_dounyu.html
静岡県
http://www.pref.shizuoka.jp/