キンタマウイルス頒布にマスコミ関係者が関与している可能性(高木浩光@自宅の日記)より:
3月にも、田原総一朗と高野孟がこんなことを言っている。
いや、もう、なんというか。開いた目がふさがらなかった。。。乾燥して痛いよ。
サンデー プロジェクトでの司会ぶりを見て、「司会者というか、言わせたいことを言わせるのが仕事か?」と思ったのだが、まぁ、あれは、そういう番組なんだろう。
しかし。。。素でそうなのかよ。。。
田原: 情報をね、このあのー、ようするに名前を出さないで、自由に交換できるんですよ。いろんな情報を取り入れる、情報を出せる。というのがウィニーなんですよ。
そこへー、その、コンピューターウイルスが、入ってくると、つまり、情報を交換するね、してもいいって情報はあるわけね。ところがその、コンピューターウイルスが入ってくると、交換しては不味い出しては不味いってとこまでね、出しちゃうようになるわけね。
で、こんなことは、どのソフトにもあるわけね。で、ところが彼だけが、パクられて、彼だけが有罪になった。世界で、ただ彼だけなんですよ。こういうことでパクられるのは。で、なんでパクられたかっていうと、単純なこと。京都府警がね、京都府警のある男が、ウィニーを使って情報が漏れたわけ。クソーコノヤローこいつをタタッ殺してやるー、っていうんでね、有罪になったんですよ。
すげーぞ。こいつ、本当にジャーナリストか?
ジャーナリストって、事実を事実として報道するのが仕事じゃないのか?
出かけに1時間半ばかし、当事者本人と話をして、その「感想」を裁判の「事実」として報道してしまって良いのか?
もちろん、個人が、私的な立場で感想を述べるのは、何ら問題ではない。
しかし、仕事中だぞ?一方の立場だけで、自らの感想を事実と誤認させるような報道をして、本当にジャーナリストなのか?
野蛮なのは、ジャーナリストのそういう態度の方じゃないのか?
マスゴミは、早々に退散していただきたい。
今までも書いてきたけど、ピアー ツー ピアーなファイル交換ソフトを作ることが悪いことではない。問題は、なんのためにそれを作ろうとしたのか、ということだ。
「Winny 養護派」は、そこを、絶対に語ろうとしない。しかし、問題の根幹は、そこにある。
たとえば、「包丁を作ることが罪になるのか」とか、言い出す。
確かに、包丁を作ることは罪にならない。ただし。作るのが、正当な理由なら。
包丁であっても、公道に持ち出したなら、銃刀法違反で捕まる(こともある)のです。
なぜか。正当な理由による場合を除いては「携帯」することを禁じられているからです。(携帯してもいけないのだから、作ってもいけない。)
金子容疑者が逮捕されたのは、現行の法を犯すことで改革を行おうとしたこと。
つまり、テロやクーデターと同じ思想と、それを実行に移したことですよ。そこが裁かれているんじゃないですか?
「P2P 通信の可能性の実験」なんて、後付の理由でしょ。後付の理由が通るなら、強盗殺人だって強盗だけに減刑される可能性だってありますよ。
投稿日時 : 2007年6月4日 22:56