書いた意図とまったく反対の方向で理解されているので、書き直し。さらに、お名前を間違っていました。大変失礼しました。
今週末、「伝えるための技術文書の書き方」という題でセミナーをすることになっているわけですが。思いっきり落ち込む。。。
なお、元の文書との比較をしやすいように、そのまま残しておきました。主に「補足」をしていますので、いかに言葉足らずであったか、主張を変えているわけではないことを理解していただきたいと思います。ins と del の要素を使っています。この要素を受け付けないブラウザの場合、非常に読みにくい文書となると思います。
そういえば、以前「誤解しないように読む努力をしなさい」と言われたことがありますが、読む方に「誤解しないで読む努力」は必要ない、必要があるにしても極わずかだと思います。それよりも、「誤解されないように書く努力」こそ必要と考えます。前回は、「誤解されないように書く努力」が、全く足りなかったわけです。なので、今回は努力しました。まだ、「技術者の視点だけでええやん」と主張しているように読めるなら、どうぞご指摘願います。
以前の分→誰の視点?
Windows VistaのIE7、印刷における怪現象(古川 享 ブログ)より:
Windows Vistaの出荷おめでとうございます...IE7の印刷機能が強化されて、1ページに収めて印字ができる、画面に見えるまま印刷することができるようになりました。しかし、その実態は....
コメントにありますが、CSS でそのように設定されているからです。
しかし、大切なのは、この記事が誰の視点で書かれたものか、ということです。この記事が書かれている視点ではないでしょうか。
古川さんが技術的なことに詳しいのかどうかは、私は存じませんが、少なくともこの記事は、技術的に明るくない人の視点から書かれているはずです。そして、その視点で見直すことこそ、技術者として必要なことではないでしょうか。
ということを、ふと思ったとき、狭い、技術者としての視野だけで、コメントを付けている、過去に記したコメントが恥ずかしくなった。読んでいただけるかどうかわかりませんが、ここで謝ります。ごめんなさい。
さて、古川さんが「けしからん!」とされていることですが、Toyodaさんがコメントされているとおり、CSS でメディアが指定されているためのものです。
CSS でメディアを指定して、画面に表示するとき、印刷するときで表示する形態を変える。システム エンジニアであったり、自分でウェブ ページを構成したりしたことがある人にとっては、ほぼ常識でしょう。しかし、技術者の常識を、一般の人々に押しつけて良いものでしょうか。
しかし。私の妻にとっては、おそらく常識ではないでしょう。なぜなら、Cascade Style Sheet という言葉すら、知ってはいませんから。例えば、私自身の身近なところを振り返ってみます。私の妻にとっては、常識ではありません。「カスケード スタイル シート」なんて言うだけで「日本語とは思えへん」と、返ってくるでしょう。
そんなことは知らなくても、IE を起動して URL を入力したら、いろいろな情報を得られることを知っています。Yahoo へ行って、病名や症状を入力して、子供がどんな病気に罹っているのか、どんな薬が効くのか、調べています。そして、プリンタのアイコンをクリックすると、印刷が出来ることを知っています(キヤノンの Easy Print 使ってます)。このように、CSS の存在を知らなくても、ページの閲覧や印刷は出来てしまうのです。そして、我々エンジニアのお仕事とは、この様な人に気づかれないところがメインだったりするのです。そして、そのような努力が人に気づかれなければ気づかれないほど、良い仕事と言えるのではないでしょうか。
このとき、CSS で、印刷メディアに対しては小さな文字で印字するように指定されていたら、妻はどう思うでしょう?きっと私に電話してきて、「これこれのページを印刷したら、文が小さぁて読めへん。あんた、なんか設定変えた?」と、聞いてくるでしょう。
さて、古川さんの「けしからん!」を、「あなたが仕様を知らないだけでしょ」と、片付けることが出来るでしょうか片付けて良いものでしょうか。
そうです。ここで、“実装”ではなく、“仕様”が重要になるのです。
どんな人が、どんな風に使うのか。そのことを考えて、仕様が作られているでしょうか。仕様を作った人が使用することのみを想定して、仕様を作っていませんか?はたして、そのような仕様が、使う人の多くにとって、本当に使いやすいものとなっているでしょうか。
CSS を設定して、その中で印刷メディアに対しては小さな文字で印刷するように指示しているのは、サイトの管理者です。技術者の視点で見ると、古川さんが活喝を発する相手が違うわけですが、そのことは、CSS を見た人でないとわからないのです。そして、そんなことをしようとするユーザは、インターネットを使用しているユーザの中でも、ほんのわずかではないでしょうか。
投稿日時 : 2007年2月6日 22:46