Windows VistaのIE7、印刷における怪現象「古川 亨 ブログ」より:
Windows Vistaの出荷おめでとうございます...IE7の印刷機能が強化されて、1ページに収めて印字ができる、画面に見えるまま印刷することができるようになりました。しかし、その実態は....
コメントにありますが、CSS でそのように設定されているからです。
しかし、大切なのは、この記事が誰の視点で書かれたものか、ということです。
古川さんが技術的なことに詳しいのかどうかは、私は存じませんが、少なくともこの記事は、技術的に明るくない人の視点から書かれているはず。
ということを、ふと思ったとき、過去に記したコメントが恥ずかしくなった。読んでいただけるかどうかわかりませんが、ここで謝ります。ごめんなさい。
さて、古川さんが「けしからん!」とされていることですが、Toyodaさんがコメントされているとおり、CSS でメディアが指定されているためのものです。
CSS でメディアを指定して、画面に表示するとき、印刷するときで表示する形態を変える。システム エンジニアであったり、自分でウェブ ページを構成したりしたことがある人にとっては、ほぼ常識でしょう。
しかし。私の妻にとっては、おそらく常識ではないでしょう。なぜなら、Cascade Style Sheet という言葉すら、知ってはいませんから。
そんなことは知らなくても、IE を起動して URL を入力したら、いろいろな情報を得られることを知っています。Yahoo へ行って、病名や症状を入力して、子供がどんな病気に罹っているのか、どんな薬が効くのか、調べています。そして、プリンタのアイコンをクリックすると、印刷が出来ることを知っています(キヤノンの Easy Print 使ってます)。
このとき、CSS で、印刷メディアに対しては小さな文字で印字するように指定されていたら、妻はどう思うでしょう?きっと私に電話してきて、「これこれのページを印刷したら、文が小さぁて読めへん。あんた、なんか設定変えた?」と、聞いてくるでしょう。
さて、古川さんの「けしからん!」を、「あなたが仕様を知らないだけでしょ」と、片付けることが出来るでしょうか。
そうです。ここで、“仕様”が重要になるのです。
どんな人が、どんな風に使うのか。そのことを考えて、仕様が作られているでしょうか。仕様を作った人が使用することを想定して、仕様を作っていませんか?
CSS を設定して、その中で印刷メディアに対しては小さな文字で印刷するように指示しているのは、サイトの管理者です。古川さんが活を発する相手が違うわけですが、そのことは、CSS を見た人でないとわからないのです。そして、そんなことをしようとするユーザは、インターネットを使用しているユーザの中でも、ほんのわずかではないでしょうか。
投稿日時 : 2007年2月2日 22:30