マイクロソフトの技術情報で、問題を見つけたけど「HotFix がダウンロードできないよ~(T^T)」という場合、HotFix を無償で入手する方法について。
まず、 サポート オンラインにあるように、有償サポート契約を締結します。ここで、「有償」の文字にビビる人が多いですが、それは杞憂です。マイクロソフト製品のバグである場合、インシデントが取り消され、無償になります。
しかし、私もそうだったのですが、「サポート契約をした時点で費用が発生するのでは?」と思っていませんか?違います。プロフェッショナルサポートの説明を、よく見てみましょう。オンデマンドの場合、支払いが発生するのは、問題が解決した後です。したがって、問題が製品のバグに起因するものであることがはっきりすれば、インシデントは取り消され、支払いも発生しません。
では、プロフェッショナル サポートにおける、サポートの流れをもう少し詳しく見ていきましょう。
1 |
マイクロソフトサポート契約センターに電話する |
サポート オンライン |
2 |
プロフェッショナルサポート オンデマンド を選択する |
プロフェッショナルサポート |
3 |
契約をする |
氏名、住所、電話番号、メールアドレスを通知する 支払い方法を選択する |
4 |
問題の概要を知らせる |
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5 |
担当部署に、電話が転送される |
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6 |
問題の内容を伝える |
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7 |
ゴールを設定する |
これは、どの様になったら「問題が解決した」とするか、契約者双方がはっきり納得できるものを決めます |
8 |
問題解決に向けたやりとり |
プロフェッショナルサポートでは、MSDN や KB に書いてある内容程度の回答が期待できます サンプルプログラムも、KB や MSDN に該当するものがあれば、所在を教えてもらえます |
9 |
以上で「問題を解決した」としてよいか、との確認がある |
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10 |
支払い |
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ここで、問題を「HotFix を提供して欲しい」としたり、ゴールを「HotFix の提供を受ける」とすることで、問題が「マイクロソフト製品のバグに起因するもの」となり、インシデントが取り消され、支払いが発生しません。しっかりと、「目的は HotFix をもらうこと」であることを伝えてください。
ただし、製品のサポート ライフサイクル(「マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー (MSL) とは」、「プロダクト サポート ライフサイクル」)で、メインストリームが終了した製品に関しては、HotFix であっても有償提供になります。これは要注意です。
投稿日時 : 2005年12月7日 21:28