昔書いたHotFix の入手方法ですが、書き方が悪く、「インシデントの消費は、問い合わせが発生したときです」という訂正が入りました。改めて、書き直します。
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マイクロソフトサポート契約センターに電話する |
サポート オンライン |
2 |
プロフェッショナルサポート オンデマンド を選択する |
プロフェッショナルサポート |
3 |
契約をする |
氏名、住所、電話番号、メールアドレスを通知する 支払い方法を選択する |
4 |
問題の概要を知らせる |
(インシデントを消費) |
5 |
担当部署に、電話が転送される |
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6 |
問題の内容を伝える |
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7 |
ゴールを設定する |
これは、どの様になったら「問題が解決した」とするか、契約者双方がはっきり納得できるものを決めます。 |
8 |
問題解決に向けたやりとり |
プロフェッショナルサポートでは、MSDN や KB に書いてある内容程度の回答が期待できます。 サンプルプログラムも、KB や MSDN に該当するものがあれば、所在を教えてもらえます。 調査は、マイクロソフトの5営業日を目安に、なされます。それ以上長くなるときは、いったん報告があります。 |
9 |
問題が解決できると思われる回答がされると、「問題を解決した」としてよいか、との確認がある |
ここで、問題の原因がマイクロソフト製品の問題に起因するものであれば、インシデントの消費がキャンセルされます。 |
10 |
支払い |
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ん??私が MSDN サブスクリプションに付属のものではない問い合わせを行ったのは、2005年の時が最後なのですが、それ以降で契約形態が変わった、、、のかな?
なんにしても、MSDN サブスクリプションには、プロフェッショナル サポート4インシデント分が付属していますので、万が一の保険として入っておいて損はないと思います。
で、今回、マイクロソフトの某担当者さんから連絡があった原因は、MSDN フォーラムの、「外国のページを保存すると文字化けする」です。ここで、過去のエントリへのリンクを張ったので、それを確認して、連絡をくださったというわけです。
この中で、質問者さんは、バグかどうかわからないということは、費用が発生するかどうかがわからないということ。費用が発生するのなら、問い合わせをためらう、とおっしゃっています。確かに、バグっぽいのだけれど、仕様かもしれない。バグなのか仕様なのか、無料で確認する手段はないの?
このことについて、次のようなプログラムの紹介をして欲しい、という依頼がありました。
「マイクロソフト パートナープログラム」です。
残念ながら、個人が契約できるプログラムではなく、リンク先は、パートナープログラムで登録されている Live ID を使用しないと、エラーページへ飛ばされます。・・・そんなページを紹介されても困りますね。マイクロソフト パートナーポータル ホームを紹介します。
このプログラムは、マイクロ外の製品を売っている、あるいは、マイクロソフトの製品で開発を行っている場合に、多くの企業がマイクロソフト パートナー プログラムに加盟しているということです。そして、パートナー プログラムに加盟していれば、このプログラムのベネフィット(特典)が使えるということです。
そのベネフィットの中に、サポート エンジニアから“必ず”回答が得られる、パートナー様専用オンライン テクニカル コミュニティというものがあるそうです。なんだ、メリットと特典っていうページがあるじゃないか。
このプログラムによってどんな特典があるかは、そのページを見ていただくとして、バグなのか仕様なのかの確認をするには、です。
オンライン テクニカル コミュニティを使う、ということです。ここでは、既知事例、つまりすでに報告があった事例の検索と回答です。つまり、どこかの誰かが上げた「障害」(この障害は、報告者にとっての障害、の意)について、検索してくれるということです。
今回のトリガーとなった MSDN フォーラムの事例について、サポート技術情報を検索したのですが、見つけられませんでした。おそらく、キーワードを変えれば見つけられるのかもしれません。または、英語を検索すると見つけられるのかもしれません。しかし、問題がどこにあるのかわからなかったので、どういうキーワードで検索すればよいかわかりませんでした。とりあえず、「ie 他国語 mht」で検索したのですが、見つけられませんでした。
この問題が、サポート技術情報にないのか、私が見つけられなかったのか、わかりません。ただ「見つからなかった」という事実だけがあります。しかし、プロフェッショナル サポートによって検索をすると、過去に報告があったことがわかりました。MSDN フォーラムでは省いていますが、なぜこの問題が発生するのかも、報告を受けています。マイクロソフト パートナー プログラムでは、そのプログラムの特典として、別途有償サポートを契約する必要はないというわけです。
もう一度、会社が締結している契約を見直すと、眠っているお宝が見つかるかもしれませんね。
あと、オフレコで、面白いお話を伺いました。実はですね、プロフェッショナル サポートでも、電話で話をすると、「え?いいの?」ってことを、ポロッと漏らしてくれたりするんですよ。やっぱり、相手は機械じゃないので、こう、ね!メールだと、担当者の上司に CC が行くので、検閲アウトです。そういうところも、実際に一度利用して、体感してみると面白いと思いますよ。
投稿日時 : 2008年11月3日 22:00