2013年1月に日本でも発売が開始されたGIGABYTE U2442Fを購入したのでレビューしてみたいと思います。
基本スペック
- CPU:Intel Core i7-3517U (1.9GHz ターボブースト時:2.40GHz)
- Display:14inch 1600x900 LCD
- Memory:8GB DDR3 So-DIMM (空きスロット1)最大16GB
- Storage:128GB mSATA SSD
- Graphics:NVIDIA GeForce GT 650M /2GB
- Wireless:802.11b/g/n + BT v4.0
- OS:無印Windows 8
- Weight:1.59kg
パッケージ
紙製のボックス上の梱包に薄手の化粧紙ケースという構成になっています。黒字に金帯の化粧紙はなかなか落ち着いた感じです。
パッケージの大きさをThinkPad X61と比べてみるとこんな感じです。
写真奥側の区切りより無効にはADアダプタが入っています。
ACアダプタをThinkPad X61のものと比べてみました。上がThinkPad X61、下がU2442Fのものです。
文字通り二回りくらい大きいです。ACアダプタからのOUTPUT (つまりPCへの入力) は、19V (4.74A。内がプラスで外がマイナス) となります。
問題はAC Adapterというより電源ケーブル自体でどう見てもデスクトップの電源ケーブルのような太さです。
とりあえず、コンセント側のケーブルはアダプタ本体から外れる(差し込み口はミッキータイプ)ので、そちら側を市販の京葉ケーブルにとりかえました。
箱の中の本体は、布状の袋に入っています。この袋にもGIGABYTEロゴが。
本体外観
天板上面はこんな感じに仕上がっています。MBAやZENBOOKなどで流行りの処理ですね。これGIGABYTEのロゴかないほうがおしゃれな気がします。
裏面はこんな感じに普通のネジにアクセスできます。4辺の合計12個のネジ以外はゴムカバーでネジ穴が覆われていますが、両面テープで止まっているだけなので小さめのマイナスドライバーを差し込んでゆっくり持ち上げれば傷を付けずにはずせます。
裏面中央には、空きメモリスロットにアクセスするために別パーツになっています。
ネジを1本はずすだけすので非常に簡単です。
キーボードは特に変な配置もない素直な日本語キーボードです。
パームレストは広めで使いやすい感じ、中央には画面比率と同じ比率のタッチパッドがあります。
パームレスト上のシールですが、向かって左側にあるのがスペックシールと「GIGABYTE 1 Year」のシールです。
向かって右側にあるのが、Ultrabook、Core i7、GeForce GT650Mのシールです。こちらは本体に直接張られていません。透明な台紙に張られており、台紙自体は簡単に本体からはがせるようになっています。
どうせだったら左側のスペックシールこそはがせるようにしてほしかったんですけどねー。
電源はキーボード上の左奥にあります。キーをタイプしていて間違えて押すような位置ではないので好感が持てます。電源右には「GIGABYTE smart manager」の起動ボタンです。ソフトウェアボタンだと思われるので別のアプリを割り当てられるかもしれませんがちょっとまだ方法がわかりません。
バッテリー稼働時間
通勤の往復で1時間半から2時間くらい使用して残容量が61%(2時間58分)です。ネットにつなぎながら原稿を書いているという使用状況ですので、これだと5時間くらいは使えそうです。
使い勝手
キーボードの使い勝手は、やはりThinkPad X61の方に分がありますが、第2世代ZENBOOKと同等かちょっといいくらいの感じです。タイプミスもすくなくて良好です。
とはいっても私の理想のキーボードがMicrosoft Nutral Keyboardなので、それに比べたらThinkPadですら及第点があげられないのが悩みどこです。とはいてもこのキーストロークはノート用のキーボードで実現できるはずもないという評価基準なのでちょっと厳しめかもしれません。
あとはやっぱりタッチパッドはイマイチです。これはU2442Fがということではなくタッチパッドという仕組み自体がということです。
U2442FのタッチパッドはWindows 8の画面タッチと同じ操作ができるように考えている、たとえばタッチパッドの左外から中になぞるとチャームが出たり、指二本でなぞれば画面がスクロールしたり、ワンタッチすればタップ扱いになったりするのですが、どうもしっくりきません。
このあたりMBAとかの方がよい操作感だったのでソフトウェア的にもう少し練ってくれると多少はよくなると思われます。触った肌触り自体はいいですけどね。
でも、やっぱりどんなにがんばってもMBAも含めてTrackPointの良さにはかなわないじゃないかと思えます。
内部構造
実際は箱から出して電源を入れて画面が表示(Windows 8の利用許諾画面)が出たところで電源断をしてから裏蓋を外しました。
メモリスロット用の蓋のネジも含めて合計で21本のネジを外すと簡単に裏蓋が外れます。ゴムカバーがついていない12本のうち、四隅の4本を除いてはネジ止剤が塗られているので少しネジを外す時に粘る感じがします。
内部構造は裏から見るとこんな感じです。ツインファンがかっこいいですね。
ファンの間、基盤中央にあるのがメモリスロットです。2スロット用意されて1スロット埋まっています。8GB X 2本までいけるそうなので16GBへの拡張はできそうです。
メモリの下の黒いのがバッテリーです。これも外せるのでバッテリーだけ入手できれば維持もしやすそうです。
バッテリーの向かって左にある空間は、2.5インチHDD用の空きスペースです。HDD用ということはSSDでもいけるのでセカンドストレージとしてSDDを追加してみるのもいいかもしれません。
これ、もしかしたらメインのmSATAを外して2.5インチSSDをこの空きスペースに入れて2.5インチSSDだけで稼働とかもできるかもしれません。今度、時間のある時に確認してみたいと思います。
搭載されているSSDはcrucial m4 128GBで転送速度6Gb/sタイプです。
ドスパラや九十九で普通に手に入るmSATA SSDです。
で、搭載されていたのは初期状態保存用として取り外して別途購入してきた全く同じタイプ(知らなかったとはいえw)に交換して、Micrsoft Windows 8 Proをクリーンインストールしました。
導入したソフトウェア
クリーンインストールしたWindows 8 Proには次の順番でソフトをインストールしました。
- Windowsドライバパッケージ GIGABYTE (ACIPGBT) System
- ETDWare PS/2-X64 ←タッチパッドのドライバです
- GIGABYTE Smart Manger V3
- NVIDIA 関連
- Intel関連
- Microsoft Office Professional Plus 2013
- Microsoft Visio Professional 2013
- Microsoft Visual Studio Ultimate 2012
- Windows SDK
- Windows Phone 8 SDK
- Windwos Azure SDK
- Kinect for Windows
- Blend Preview for Visual Studio 2012 SDK
この後に、テキストエディタやメールソフトなどを導入しています。