安易な119や110が社会問題化しているのは多くの方がご存じだと思います。
しかし、あえてここでは真逆のことを言わせていただきますと...
ちょっとでも迷ったら119番しよう!!
なぜならば、素人判断で大丈夫と思っても、それが実は命取りになりかねない病変の兆候だったりするからです。
# 自分で動けるから大丈夫とか、自力で行けるから大丈夫というのも危険。
救急車が必要かどうかを判断すべきは我々素人ではなく、119番のオペレーター側であるべきです。
実際にすでにそのような試みもされているという記事を読んだこともあります。
# 結構昔だったので、リソース失念しましたが...
119番のオペレータが状況を聞き取り、救急搬送が必要かどうかを判断します。実際に救急搬送しなかった例もあるそうです。
# 災害時のトリアージのようなものといえば、イメージしやすいでしょうか?語弊があったらごめんなさい。
実例をご紹介します。
以前「リンパ癌 その2」で少しだけご紹介した奥さんの場合です。
12月のある朝、彼女は顔面麻痺を起こしていました。それにお子さんが気づきましたが、家事もこなせるし、最初は「病院行けたら行っとくよ。」という程度のテンションだったそうです。
しかし、はたから見て麻痺の仕方があまりにも異常だったのです。本人はそれに気づきません。そこで、お子さんの説得に折れる形で、彼女はお子さんに連れられてバスを乗り継ぎ病院にいきました。
1時間近く待たされた後、一過性の脳梗塞と診断されました。ベッドに寝かされていたそうですが、入院するなら家もある程度整理したいし、入院準備もしたいということで、一時帰宅が許されました。その間のバス移動でもちょくちょく表情がおかしくなっていたそうです。
支度を全部自分でし、再度病院に戻って入院しました。
しかし、夕方から次の日にかけてあっという間に病状が進んで、半身不随になりました。
もう6か月近く入院/リハビリをされていますが、麻痺した半身が動く見込みは全くなく。今では半身不随の状態のままで生活するためのリハビリを行っているそうです。
# その間末期ガンの旦那さんは日中一人で家で過ごしているそうです。
単なる顔面麻痺がこれほど重大な脳梗塞の兆候とは素人には判断できなかったようです。
また、症状がピークのちょうど良いタイミングで診察されなかったため、医者の誤診も発生したのではないでしょうか?
もちろん、これは極端な例で、安易な119(や、110)はよくありませんし、社会問題にもなっています。
しかし、使うべき人が「救急車は大げさだから」といって、使わなかったが故に取り返しが付かないことにもなりえるのです。
# 彼女の親族の方々は今でもあの時救急で行っていればと悔やみ続けています。
なので、
ちょっとでも迷ったら119番しよう!!
なのです。