前の記事:「リンパ癌」
先日、前の記事に野村恵子さんからコメントを頂きました。
こちらにもコメント内容を転記させていただきます。
私は 乳癌が最初でした それから卵巣子宮を取り 筋肉そして骨に転移 今はリンパにも転移しています 腕はリンパ浮腫みで すごく重い 右腕の2倍以上の太さで 少し恥ずかしい でも元気に生きてます 少し自慢だった容姿が醜くなった事は残念ですが 一日一日を大切に生きています 結構毎日が幸せですよ 抗癌剤が高いのが問題ですが
幸せな癌患者は わりと多いんですよ 先を考えず 少しの幸せの中に自分を置いちゃうんです 周りの悲観悲壮感は 少し面倒です
おそらく、コメントを見る限りは私の親戚の方以上にかなりおつらい状況のようですが、私のような超凡人からは想像が及ばないほどの境地に達していらっしゃいます。このような素晴らしい方にコメントいただき、勇気づけられ、とてもありがたく感謝しています。
と、同時に、このような素晴らしい方が癌に苦しんでらっしゃるのが悲しくてなりません。
# 可能であれば、直接お会いしてお礼を言いたいぐらい感謝しています。
今回は、その後のお話をここで記しておきたいと思います。
結局、家族の励ましで、抗がん剤の治療を行うことになりました。
基本的には自宅療養で、抗がん剤治療のときのみ数日間入院します。
しかし、抗がん剤の治療は想像以上につらく、それまで体力維持のために続けていた早朝の1時間以上かけての散歩も抗がん剤治療の直後にできなくなりました。
癌はあれど、体調はそれほど悪くなかったのに、月一の抗がん剤治療の直後から次第に寝たきりに近い状態になっていきました。食べ物も食べた瞬間に吐くほど受け付けられなくなってきました。
これって「治療」なんですか?
まるで悪魔との取引です。
悪魔「もう少し生かしておいてやるから、お前の元気をもらうぞ。」
本人もつらいですし、家族もつらいです。生きる気力すら奪われそうな勢いです。
食べたいのに食べられない、動きたいのに動けない、そんなつらさから、家族にもきつく当たるようになり、家族の負担がさらに増すという悪循環です。
しかも、抗がん剤治療は20%の人に対して有効であれば、「とっても良く効く抗がん剤」といわれるほど、効く確率が低いのです。こんなにつらい思いをしても、効いているかどうかがすぐにはわからないのです。
そして、月一の抗がん剤治療が二月ごとになり、最終的に血管があまりにも細くなり、点滴ができなくなってしまい、抗がん剤治療自体が続けられなくなりました。
治療を受けなかった場合の余命8か月をちょうど過ぎた頃ですが、皮肉なことに、抗がん剤治療をやめたため、体調は良くなってきました。
そんな中、ずっと自宅での看病をしていた奥様が脳梗塞で倒れました。幸い発見が早かったので、命に別条はありませんが、半身不随の状態です。
末期癌の旦那さんが奥様が入院されている病院にスクーターでお見舞いされている状態です。
あまりにも残酷な状態で、状況説明が精いっぱいで、コメントできません。
私も何度かお見舞いに行っていますが、休みの日はできる限りお手伝いに行こうと思っています。