やじゅ@アプリケーション・ラボ わんくま支局

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設計時の見落とし - 関連項目値の変更

私の経験の中であった、設計時の見落としをテーマとして何点か書いてみます。

業務用アプリケーションを作成していると、ヘッダ部と明細部が一緒になって
いる画面がだいたいあります。例 受注入力画面

簡易な例としては、ヘッダ部に請求先コードを入力し、明細部に数量、単価、金額などの項目があるとかです。
請求先コードをキーに請求先マスタを参照し、端数区分(切り上げ、四捨五入、切り捨て)を取得します。
そして、明細入力の金額を自動計算(数量x単価)する際の端数処理に使用します。

明細を何件か入力後に、先ほどとは違う請求先コードに変更したとき、端数区分が四捨五入→切り捨てなど違う場合があります。

では、その時に入力されている明細の金額についてはどうするべきなのか?
1.何もしない
2.自動計算
3.明細をクリアする
などなど
※請求書コードを変更する段階で確認メッセージを出力するものとする

また、数量x単価=金額ですが、仕様によっては金額が入力項目になっていることがあります。(調整用に金額を訂正可能にするため)
金額を訂正した後に、数量を入力し直したら金額は計算しなおすべきなのか、それとも何もしないのか などなど

このように関連する項目が変更された場合、幾つかの方法が考えられるわけですが、
詳細設計書上にその旨の記述があったことがなかなかありません。
かといって、共通仕様書上にあるのかというと無いわけです

そうすると、たいがい指摘するはめになります。

みさなん、関連項目を変更した場合をちゃんと考慮してますか、されてますよね…
特に関連項目の数が多いと抜けが発生します、気をつけましょう。

投稿日時 : 2008年12月5日 2:40

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