なぜおいしいアイスクリームが売れないの? ダメな会社をよみがえらせる3つのレッスン
という本を読みました。
内容は、ダメダメなアイスクリーム工場の工場長が、メンターに指示を受けながら再建していく寓話です。
工場長はタイトルにある通り、「なぜおいしいアイスクリームが売れないの?」と疑問に思っていました。
けど、実際には作った本人がそう思っているだけで、取引先や消費者の評価を聴いていた訳ではありませんでした。
メンターからこの事実を指摘され、LEOを実践すれば必ずよくなると教えられました。
LEOは次のような意味です。
L・・・Listen(聞く)
E・・・Enrich(価値を高める)
O・・・Optimize(最適化する)
社内のお得意様、社外のお得様の声を聞いて、サービスの価値を高めて、
お客様が完全に満足できるように最適化しよう。
LEOをシステム開発に当てはめると
Listen
お客様から正しい仕様を聞く。 OR 引き出す。
どんなに高機能、高品質でも利用してもらえなければ意味がない。
Enrich
動けば良いというのは間違っている。
お客様に満足してもらえないと意味がない。
Optimize
柔軟に機能追加が出来るように、変化に強い設計を心がけよう。
自らが招いた悪しき設計に気づかず、些細な仕様変更に沢山の費用を請求するのは反則。
とはいえ、今までの開発案件では本当の利用者の声を聞くのは難しい。
リリース後に不具合とかはないけど、利用者が本当に満足しているのかはわからない・・・
投稿日時 : 2007年1月22日 23:37