4/30にJJUG Cross Community Conference 2008 Springが開催されるそうです。JJUGというのは日本Javaユーザグループですね。場所は秋葉原ダイビル。
Seasarの開発者として著名なひがやすを氏が
ITゼネコンをぶっつぶせ
というBOFをやるそうな。
これは面白そう。
ITゼネコンを潰すには
潰すといっても、強権による解体というのは無理でしょうから、
市場原理に則って、ITゼネコンの中抜きを行う必要があるでしょう。
システム発注側にITゼネコンに発注すると損をするというアピールをしなければならない。
もちろん、アピールを行うには実績も必要です。
ITゼネコンに発注するよりも安く、早く、良いものが作れるという確証がなくてはならない。
技術力のあるところがプロジェクトを統括すれば、安く、早く、良いものを作ることができる。
これは、技術を売り物に独立起業している人間であれば多くが「うちにやらせてくれるなら出来る」
と言うことでしょう。この点はさしたる問題ではない。
ITゼネコンが生まれ着た背景には、IT投資の金額の大きさがあると言えましょう。
1000億円投じるシステムを受注できる資金的な信用がうちのような零細企業にはない。
その規模のシステムを設計・施工する技能を持っていても、金融面での理由から受注することが出来ない。
ITゼネコンを通した仕事などをやって思うことは、ITゼネコンというのは
「金融面での信用を持つ大資本であること」以上の存在価値はないということ。
コナミがゲーム開発資金を金融商品化するような手法を試みたりしていましたが、
これも一つの解決策と言えましょう。
大規模システム受注には大規模な資金が動く。金融面でのバックアップは不可欠なのです。
ITゼネコンはその「資本を持つ」という数少ない存在であり、その寡占性から高い収益を上げている。
システム開発の受注を債券化するなどして「資本を持つ」という寡占を打破する必要があるでしょう。
資本の問題さえクリアしたならば、技術を売りにするIT業界の新興勢力が伸びることは間違いない。
「安い、早い、良い」を売りにするわけだし、何より失敗率も低いのですから。
資本しか持たないITゼネコンなど競争相手にもならない。
投稿日時 : 2008年4月17日 11:37