ネタもと:URLを意識しなくなる日
少し前までのWebサイトにかかわる告知では、サイトのURLを伝えるのが当たり前だった。しかし、いまのトレンドは「キーワード検索」、そして「QRコード」に代表されるように、「URLレス」となっている。
URLは崩壊してしまうのか。否。WWWの仕組みが変わらない限り、URLそのものはなくならないだろう。しかし、インターネットユーザーの意識の中からURLが消滅し、崩壊する時は、すぐそばまで来ているのかもしれない。
参考記事:三井住友銀行、「雨やどり」「お風呂あがり」で検索のテレビ広告で便乗フィッシングの危機(被害防止用エントリ)
最近、a 要素でリンクを作成するときには、title 属性にリンク先のドメイン名と、ごく簡単な説明を書くようにしています。掲示板に投稿するときも、URL が隠せる場合は、近くにリンク先のドメイン名を書くようにしています。
これは、リンクした先の URL が、私が提示したドメインのものか、確認していただきたいからです。
安易にリンクをクリックすることが危険であるということもありますし、どこかで意図しないことが起こっているかもしれないからです。
Google で、MSDN の内容を検索すると、microsoft.com でないドメインが、検索の上位にくる場合があります。これは、DNS に対して、microsoft.com と同じアドレスを登録しているからです。この行為自体は、違法ではありません。
しかし、悪意を持って行われていることは、間違いありません。そのドメインの名前が、「(検閲削除)コード」などという名前なのですから。
また、掲示板で、おそらく知らないでだろうと思いますが、その偽 URL を張ってあることがあります。
検索したときには、探している内容が書かれていたでしょう。しかし、後で、同じ URL を、まったく別の内容に書き換えられるかもしれません。
このため、検索サイトで検索したりした後、クリックする前に、自分がどこへ行くのか、良く確認してください。
行き先を確かめずに、バスや電車に乗ったりしないでしょ?同じように、自分がどこへ連れて行かれるのか、確認しましょう。
投稿日時 : 2006年10月17日 6:17