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過去のエントリ「C# 数値型」には、はっきりと「それぞれの型の特徴をよく理解して、適材適所で用いること」と書きました。同じように、「コレクションクラス」も、どの様なコレクションクラスがあり、どの様に使うべきかを考えられるように、書きました。

用意されているものは、漠然と使うのではなく、なんのために用意されたものなのか、どの様にしたらどうなるのか、考えながら使うべきです。

これは何も、フレームワークに用意された型、メソッド、プロパティだけに限定されたものではありません。言語やフレームワークでさえ、どの様な用途を目的に開発されたものか考え、これから作成するものを考えて、選択するべきです。「どの言語を勉強すればいいですか」という質問に対して、多くの人が「どれかひとつ出来るようになれば、後は応用で何とかなる」と答えます。考え方を変えると、どの言語も出来なければならない、ということではないでしょうか。なぜでしょう?言語によって向き不向きがあるから、と考えられないでしょうか。

言語やフレームワークは、システム開発という目的達成のための道具です。目的に合わせて、道具を選ぶべきです。道具によって作れるものに、目的を設定するべきではないでしょう。もちろん、その道具しか使えないから、その道具で作れるものしか作らない、という場合もあります。その場合、道具を選んだ時点で出来ることは限られており、その限りを超えたところが出来ないと道具を責めるのは、間違っていないでしょうか。

投稿日時 : 2005年12月6日 20:07
コメント
  • # re: 「知る」こと/「調べる」こと
    今回は匿名希望にさせてください
    Posted @ 2005/12/08 19:35
    > 言語によって向き不向きがあるから、と考えられないでしょうか。

    ひどい書き方をすると、そこまで思考が回らないのかもしれませんね。
    また、別の例を出すと、「そんなこと教えてもらってないからわかりません」などもあるのかも。
    %ああ詰め込み教育の犠牲者達よ

    > 目的に合わせて、道具を選ぶべきです。(略
    質問者の状況によるでしょうが、略した後に書かれているように、既にアプリケーションが存在していて、それの改修であれば、言語の選択は難しいかもしれませんね。

    %なんか変な書き込みですが、私はJitta氏の同意です。
  • # re: 「知る」こと/「調べる」こと
    Jitta
    Posted @ 2005/12/09 4:58
    コメントありがとうございます。

    > ひどい書き方をすると、そこまで思考が回らないのかもしれませんね。
     「自分は正しい」という思いがあるように思います。まず、自分を疑うべきでは?と、思うのですが。
  • # re: 「知る」こと/「調べる」こと
    今回は匿名希望にさせてください
    Posted @ 2005/12/09 14:17
    疑うべき、ってべき論ですか?

    正しい、正しくないというのは、自分が認識「できた」範囲内の話じゃないですか?
    「言語により向き不向きがある」という認識がない限り、「この言語を利用するのが正しいか正しくないか」というところまで持っていけない可能性はどうですか?
    もちろん、自分もこれが正しいなんて思ってなく、あくまでもそういうアプローチとして出してるだけです。

    と、わざとらしく書きましたが、
    「言語を選択するなら、今あなたが認識している選択肢以外の選択肢を増やすことも考えましょう」
    という意味と受け取っております。

    また、型であれば、その型で本当に適切であるか、という確認が必要ですよね。
    どこかで、型について変な質問を見た覚えがあるのですが、やはり利用する型の注意点も、考えながら利用する必要があるのですよね。(どのように使うか、とありましたね。)
  • # re: 「知る」こと/「調べる」こと
    Jitta
    Posted @ 2005/12/09 23:49
    > 疑うべき、ってべき論ですか?
    そうです。

    > 正しい、正しくないというのは、自分が認識「できた」範囲内の話じゃないですか?
    そうです。自分の認識がすべてではない、のではないでしょうか。
     自分の認識が正しく、すべてである。そういう思いが先にあるから、道具の限界以上のことを「できない」と言って責めるのではないでしょうか。
     ですから、そうではなく、「これは自分が知っていることが少ないのだろうか」と、疑うこと、つまり、次のステップを探ることが、“先”であるべき、と思うのです。

     もちろん、言語仕様の隅から隅まで知っているなら、次のステップはないかもしれません。でも、少なくとも掲示板で人に尋ねようとしている人は、そういう人ではないでしょう?自分が下にいると自覚しているなら(自覚しているから聞きに来るのだと思いますが)、まず自分を疑うべき、と思います。
     つまり、言動が矛盾している、と思うのです。


     青柳さんだったかなぁ?「かなり深いところまでつっこみますね」と尋ねたら、「え?だって、知りたいでしょ?」と、返ってきました。この人は根っからの技術者なんだなぁ、と思いました。
     私も、知りたいけれど、途中で投げちゃんですね。私が答えることができるということは、私よりも浅いところで投げているんだなぁ、と思うわけです。
     特に、MSDN を読んでも意味がわからないという人は、最初から「これはわからないものだ」と思いこんで、読んでいるんじゃないかなぁ、と思うのです。それじゃ、いつまでたってもわかるはずないんです。わかろうとすること。それが一番最初になければならないじゃないかなぁ?


    ん~、、、うまく言い表せたか、ちっと自信なし。
  • # 恥ず
    Jitta
    Posted @ 2005/12/13 6:26
    同じこと言ってる・・・
    http://blogs.wankuma.com/jitta/archive/2005/12/09/19880.aspx

    仕様なら仕様で、いいんです。なぜそうなのか、がわかると、「どうあって欲しい」も変わるのではないでしょうか。
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