Microsoft Office 2003 SP3 統合 installer の作成方法 で Microsoft Office 2003 以前での方法を書きましたが、Microsoft Office 2007 ではもっと簡略化されています。
2003 までは、media 内の cabinet files をすべて展開した後、Windows Installer patch (.msp file) による patch 適用を実施していましたが、2007 ではなんと Windows Installer patch (.msp file) を "Updates" folder に放り込んで置くだけで OK です。
というわけで、一応手順。
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DVD からすべての files を作業用 folder ("%WORK_DIR%") へ copy
XCOPY.EXE "%DVD_DRIVE%" "%WORK_DIR%" /E /I /H
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Patch の展開 (SP1 日本語版の場合)
office2007sp1-kb936982-fullfile-ja-jp.exe /extract:"%WORK_DIR%\Updates" /quiet
これで終わりです。残念ながら試したのは手元にあった Microsoft Office Enterprise 2007 のみ。
"Updates" folder に配置された .msp file は install の最後に自動的に実行される仕組みのようです。
なお、Microsoft Office 2003 では Office 2003 Editions Resource Kit Tools に含まれる Custom Installation Wizard で default 設定の customizing を行っていましたが、Microsoft Office 2007 では下記のように "setup.exe" への command-line option で起動する OCT (Office Customization Tool) を利用します。
setup.exe /admin
こちらの方は、volume license 版のみ存在する機能のようですね。