大阪勉強会 #6も終わったところで、いまさらながら東京勉強会 #4のレポートなどを。
パフォーマンスチューニングの第一歩 DBの動きを知ろう [夏椰さん]
わんくまのデータベース魔術師こと夏椰さん(誰も言ってない)のDBパフォチュー話。みんな期待して待ってたざまーす。
夏椰さんは朝からテニス用のコートを着込んでぁゃιぃ雰囲気だったわけですが、セッション開始にあたりそのコートを脱いでチャイナ服で登場してくれました。
・・・当日はセッション内容に関係ない変な格好しています。(芸人なんでぇ~)
ぜひぜひ笑ってください、もしくはいじってください。(>_<)
夏椰の東屋: パワポ頑張っています。
この「変な格好」ってコレのことだったんスね!すごいや姉さん!確かに "似合いすぎて笑えない" や!(こらこら)
セッション自体は割と普通。普通というか、DBが内部でどういう動きをしているのかということの解説ですね。DB内部ではページ単位で格納されていて、実際のデータは行ヘッダと行データに別れて格納されると。ここで「あー、FATみたいな方式なのね」とか思った懐古主義のおっさん挙手 _`)ノシ
UPDATE句などで内容を更新したりすると、ページサイズに収まらなくなって別途ページを取得してそこに書き込む。するってえと挿入時に順番に並んでいた行データがバラバラになってしまうんだよね!という、普通にDBを使っている限りは絶対に意識しないような話。やっぱ人間っておもしれー!
そしてそういう話から、テーブルにはテーブル・インデックス分離型とインデックス一体型のタイプがあって場合によって使い分けすると無駄な領域が出なくて済むよー的な話。その辺が意外とあっさりすぎて拍子抜けでしたが(笑)
正直ご自分でも言ってますがセッションは経験不足な感はぬぐえず(スピーカー経験のないお前が言うな)、でもとても参考になる楽しいセッションでした。ぜひまたやっていただきたい。チャイナ!チャイナ!(違
.NETで始めるオブジェクト指向プログラミング入門~俺流オブジェクト指向をあなたに~ [ひろえむさん]
以前からそういう話が出ていた「オブジェクト指向ってなんなん?」という疑問に対する、ひろえむさんなりの回答という感じ。
ひろえむさんのセッションなので、笑いも取りつつ難しいところも具体的に解説しながら、時々デモで実際にコーディングする部分もあって、なかなか面白かったわけですが。
「オブジェクト指向の入り口あたりまで案内する」と言ってらしたので、とりあえずその辺までの解説という感じで(実際すべてを解説してたら何日あっても足りないわけで)ひろえむさんなりの解釈を加えたオブジェクト指向を学ぶための導入編と言ったところでしょうか。
ただ、レベル2クマーの割には意外と手ごわいというか難しいというか、やはり時間が足りなかったのか、後半は文字がたくさん書かれたスライドがスッパスッパとめくられていた感覚しかなくて(すいません)自分自身の勉強不足を感じてしまいました。
僕もこの本を読んで勉強しようと思います(って、無理だろ)。
アマゾンウェブサービスとアプリケーション開発の新概念 [Millsさん@amazon.co.jp]
最近いろいろとお世話になっているアマゾンの、Millsさんのお話。
アマゾンはいろんなWebサービスを手がけていて、僕が以前ネタにした Amazon E-Commerce Service だけじゃなくて有料のサービスとかもありますよーという感じの話でした。
セッションでは例として Simple Storage Service(通称S3)をVisualStudio2005からWSDLを使ってカンタンに使えるとかそういったデモなどを交えつつ解説。話が軽快で面白かったのだけど、資料が紙1枚だけだったのでちょっと思い出すのに時間が…(だからさっさと書けと)
でも資料に書いてあるURLへアクセスすればたいていのことを載っているので資料がなくてもいいよネ!とMillsさんはおっしゃってましたが、僕みたいな人もいるのでやっぱり資料は欲しいです orz
ほら、やっぱりあんまり覚えてない。
パネルディスカッション 「オブジェクト指向ってなんだ in 東京」
来ちゃったよ来ちゃったよ。
朝、突然中さんから「パネルディスカッションのパネラーやってみぃへん?」と声をかけられて、思わず勢いで「いいッスよ」とか言ってしまったのが運のつき。
やんごとなき事情で来れなくなっていたなおこ(・∀・)さんと、仕事の都合で来れなくなってしまったシャノンさんの代わりに、僕が「オブジェクト指向だなんてよくわかってない人代表」、あとヽ(゚∀。)ノうぇねさんが「ものすごくよく知っている人代表」ということでピンチヒッターを務めさせていただきました。もちろん王冠をかぶりましたとも。
でもねー、他のメンバーがえムナウさん、επιστημηさんに、午前中にオブジェクト指向のセッションまでやっちゃったひろえむさんやら日ごろからC++でバリバリやってるとっちゃんだったりして、僕などで太刀打ちできるはずもなく。王冠だけの出オチかよwwwとか思われてるかも。
ディスカッションの内容はもうキンチョーしまくりでよく覚えていなかったりするのが本当なのですが ○| ̄|_
とりあえず微かに覚えている範囲では、どうやってオブジェクト指向を覚えたかという議題からなぜか「オレはこうやってプログラミング技術を習得したぜ」という自慢大会に発展していたこととか。えムナウさんなんか「TK80のダンプリストをハンド逆アセンブルしてマシン語覚えたぜ」とか、とっちゃんも「電気屋が開店したらすかさずコンピュータの前に陣取って一日中リストを入力して、動かなかったらなぜ動かないのかを考えつつ改造して…」とか、それってこないだも聞いたよ的な話を(笑)実際僕も似たような感じではあったわけで、基礎をしっかりやってきたからこそオブジェクト指向のような技術もすんなり入れたんじゃないかという話。
あとはオブジェクト指向っていうのは考え方であって、別にC++みたいなオブジェクト指向言語じゃないと作れないわけじゃないし、Cでだってオブジェクト指向的なことはやってたよねとか。自分用のヘッダファイルと他人に渡す用のヘッダファイルを別に作っておいて、外から触られたくない(privateな)関数は他人向けのヘッダファイルには宣言を入れないとか、そういったことをしてたとか。
それと、オブジェクト指向とあまり関係ないところから出てきた(ような気がする)のは、今の人たちはアルゴリズムだったり、プログラムがどうやって動いているのかを理解しないまま最先端の技術だけを詰め込まれてるから、ちょっとしたことですぐつまづいたりするんじゃないのかなーという話。
僕がそこで例に出したのは、10年ぐらい前にVB4で組んでいたときに、ソートをコーディングするのが面倒で(まともにアルゴリズムの勉強をしていなかったので)非表示にしたListBoxにアイテムを追加して、SortプロパティをTrueに設定することでListBoxにソートさせるという方法を取っていたという恥ずかしい過去。しかも先日どこかの掲示板でまったく同じことを「これって便利ですよー」と書いていた人がいて「お前は10年前のオレか!」と叫んで黒烏龍茶噴いた、と。
そのときの話が非常に印象に残っていたのか、R・田中一郎さんがこんなエントリを書いていました。
たぶん、その流れになったのは「オブジェクト指向は構造化プログラミングの一環である」みたいな流れからだったんじゃなかったかと記憶。そもそも構造化プログラミングを知らないままオブジェクト指向とか詰め込まれてもわけわかんないし、わかる人はそこを突き抜ける瞬間があって、そのブレイクスルーがないと理解は難しいんじゃないか、みたいな。
この辺は僕の揮発寸前のメモリーを探るよりは、そのうち公開されるであろうビデオを見てもらったほうがいいかも :-) 責任逃れとかゆーなー
そしてこの後はお楽しみの懇親会があるわけですが…それはそれで別のエントリに書くことにします(まだ続ける気かよ)。