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シャノンさんのアイデアは 面白い試みだと思いました。一部で勘違いされる方もいたようなので要旨をまとめておきます。

その用語、実態はどうなの?

PG/SE論争というのがあります。PG(プログラマ)とSE(システムエンジニア)の仕事についての話題なのですが…。 @ITなどの掲示板では定期的に出てくる話題のように思いますね。 私も過去にエントリを書いています。

この論争の場合、ざっくりとまとめると

  • 大手企業は利益率の良い「上流工程」を行いたがる
  • 「上流工程」の上流というのは貴賓のことではなく、開発工程上のもので特に意味はない
  • 上流工程を主に請け負いたいがために、社員教育の過程として下流工程→上流工程という過程を経る
  • 出世の過程としても下流工程を行う役職(PG)→上流工程を行う役職(SE)という流れ
  • 何を勘違いしたか下流工程を行うのは下賤な仕事という認識を持つ人が出てくる
  • 根本的な価値観の違いが論争の火種になる

といった感じ。

勘違いした価値観によって本来のPGやSEといった用語が汚染されているのですね。 すると、実情をよく知った人同士ではよいものの、掲示板などの公共的な場での発言では この汚染された用語で会話することが非常に危険になる。

こうした汚染された用語、汚染された価値観に基づいて行動する人をナントカ(笑)というふうに 揶揄する風潮がここ数年で広まっていますね。スイーツ(笑)が元祖なのでしょうか。

揶揄だけで終わってしまうと単なる陰口ですから、個別の用語の実態の解明と、 今後の改善案は今後考えていくとして、そうした危険な用語を列挙することにはそれなりの意義があると思います。

無意識使うには危険な用語

シャノンさんのところで上がった用語を一言添えていくつか挙げておきます。

ステップ数そもそも規模の指標として扱うには誤差が非常に大きいことを理解しているか?
変更履歴はコメントで残せバージョン管理ツールの存在を知っているのか?
SE・PG・PM・アーキテクト・コンサル肩書と実態は一致しているか?
SIerシステムインテグレータの名前に相応しい仕事をしているのか?
見積り・人月・納期・人を増やすからこの仕事は頭数×時間では測れない
それは仕様です本当にそんな仕様がまかり通ると思っているの?
全角半角等幅フォントでかつShift_JISの時代の産物

こういった用語や表現は、その前提となる部分を明確にせずに使うとろくなことになりません。 その前提を理解せずに用いていると非常に恥ずかしい思いをします。

こういった用語が氾濫している現状は是正せねばなりません。 まずは、「そんな用語・やりかたをしているの?」という評価を一般的なものにしなければならないのではないでしょうか。 確信犯(本来の意味で。これらの用語を用いることが正しいとおもって使っている人達)に対して、 そのやり方は間違っている・古い方法論だ、といえなくてはなりません。
そうしたときに、そういうタイプの人間に有効なのは(「みんな飛び込みましたよ」というジョークではないけども) 「みんなそんなやり方には見切りをつけて他のやり方しているよ」という説得の仕方ではないでしょうか。

投稿日時 : 2008年2月28日 12:17
コメント
  • # re: 実体の伴わない用語なんて笑い飛ばしてしまえ!
    アキラ
    Posted @ 2008/02/28 12:36
    出世してSEになるっていうのもおかしいと思ってますけどね
  • # re: 実体の伴わない用語なんて笑い飛ばしてしまえ!
    taka
    Posted @ 2008/02/28 13:28
    あ、僕も似たようなの書こうと思ったのにw
    #こんな纏まったのは書かないですが

    基本的には(笑)の用法(ってのも可笑しいが)は
    何らかの名詞に(笑)を付けて
    「本当に意味分かって使ってる?」ってのが正しい(語弊が・・)んですよね。僕的に

    なんで「それは仕様です(笑)」とかはちょっと違和感。
  • # re: 実体の伴わない用語なんて笑い飛ばしてしまえ!
    Ognac
    Posted @ 2008/02/28 13:47
    SE/PG/PM の話題に口出しするのが好きなんですが....野次馬か?
    上流下流問題や役割分担の差は職種差であって地位は平等なのは我々開発者の共通認識だとおもっています。(勘違いしている人はこの話題に入ってこないでしょうしね)
    用語と実態の乖離は終身雇用制度などの日本の雇用形態の悪弊だとおもっています。
    随分以前の所属で、管理職の肩書き辞令を受けたとき、「管理者の器ではない。現場に居たい。」と抵抗したとき、諭された言葉は
    「地位が人を作る。君も数年で管理職を全うすることができる。」
    ...未だに理解不能な言葉でした。発言した経営者は「無能に近い人でも地位を与えると相応しい人に育つ」と考えていたようです。課員がPG開発で問題を抱えたとき、サンプルコードを書いていると「君はSEで管理職なんだから、コーディングしちゃダメ」「できる人に指示して解決させなさい。」などなど。
    この構図は、システム開発分野だけでなく、一般の企業にも言えることで、プロパーと外注で構成されている現場では、「上下関係が秩序を保つ」と信じられているようです(もちろん違う現場も多いですが)
    協力して「仕事をして貰っている」という意識が上流工程者に芽生えると改善されます。

    システム開発現場で危惧するのは。用語の意味や実装手段を知らない上流工程者がいる。表面上はうまくシステム稼動してますが、中身は非合理で冗長なシステムが目に付きます。
    チームを作るにあたっても、人月計算だけて要員を集めて、必要なスキル要員が居なかったりします。
    必要なスキル分析と要員確保はプロパーの任務だと思うのですが、これも外注任せだったりします。

     以前、中規模プロジェクトで、マスターメンテの部分に関わったとき(逃げましたが)マスターと称するテーブルが200個位存在し、各々保守画面を作ってました。(印刷,検索、機能も個別に実装)。 OOP以前の時代でも共通部品化の観点から、共有できる仕様にし簡素化すると思うのですが。200個のマスター保守プログラム作成することで、見積もりが通ります。
     
    実装を見据えた上流分析は必須で、全体の見通しや無駄の少ない開発につながります。上流者は既存のルーチン仕事でなく、用語の意味や実装の意味を知って欲しいと願ってますが゜......
  • # re: 実体の伴わない用語なんて笑い飛ばしてしまえ!
    凪瀬
    Posted @ 2008/02/28 14:19
    > 何らかの名詞に(笑)を付けて
    > 「本当に意味分かって使ってる?」ってのが正しい(語弊が・・)んですよね。僕的に

    そういわれるとそんな気がしますね。
    だとすれば「変更履歴のコメント(笑)」「仕様(笑)」「増員で対応(笑)」とかですかねぇ。

    > 上流下流問題や役割分担の差は職種差であって地位は平等なのは我々開発者の共通認識だとおもっています。

    そうですね。
    だからこそ、意味解っている?と敢えて問わないといけない現状をどうにかしなくてはならない。
    PGとかSEとかそういう発注が来た時に私はすごく渋い顔をしてしまう。
    そんな役割分けてたらいいものは作れませんよ、と。
  • # re: 実体の伴わない用語なんて笑い飛ばしてしまえ!
    がる
    Posted @ 2008/02/28 14:31
    ちゃっす。
    おいらはよく「お便利な単語」とか言いますが。
    「なんとなくお互い共通認識が持てているような気がするなぁ気のせいだけど」って単語は、ただひたすらに危険なだけだと思うです。
    そも「上流工程ってなに?」とか思っちゃうほうですし。

    議論が捻じ曲がってる時の何割かは、この「お便利な単語による弊害」だったりするのが面白いものだなぁと。
  • # re: 実体の伴わない用語なんて笑い飛ばしてしまえ!
    がる
    Posted @ 2008/02/28 14:32
    死ぬほど余談。
    直前の凪瀬さんのコメントの「変更履歴のコメント(笑)」、一瞬「変態履歴のコメント(笑)」って読んでしまった orz
    # 疲れてるのかなぁ?
  • # re: 実体の伴わない用語なんて笑い飛ばしてしまえ!
    のん
    Posted @ 2008/02/28 16:25
    がるさん、↑カフェオレ吹きました。
    きっとつかれているんだと思います。
  • # xxxxマスターってなんだろう
    Ognacの雑感
    Posted @ 2008/02/29 1:37
    xxxxマスターってなんだろう
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