ちょっと前に質問掲示板の事で話題を作りました。
http://blogs.wankuma.com/myugaru/archive/2008/02/28/125412.aspx
そういう偉そうなことを言う私はどうなんだ?人に聞かないのか?って言われると思いました。
なのでちょっと後でそう言われたときに見せれるような、私自身の体験に基づいた「一人でがんばる」というエントリーをしておこうと思います。
私は実はC#という言語を2年くらい前から一人で学習してきました。そして今ではクラスライブラリのほとんど全ての構成も把握していますし、最近ではC#3.0についても結構理解ができています。今はゲームをつくろうとDirectXも手を出しはじめています。
そんな私の先生は
ずっとずっとGoogle先生です。
本も何も買ってません。(すみません、1,2冊は最近買いました^^;;;忘れてました)
自慢じゃないですがたぶん学習そのものに掛けた金額はほぼ0円です。
授業料0円で24時間教えてくれるGoogle先生がいるんですもん。こんな素敵な先生は居ません(笑
ここでとても大事な大事な事があります。
確かに直接人に聞いていなくてもGoogle先生が見つけて教えてくれた情報は
どこかで誰かが一生懸命にネットに公開してくれた大切な情報です。
その誰かに対して常に敬意を払う気持ちだけは死んでも忘れてはいけません。
では前置きはこれくらいで。
Google先生に教えてもらう方針は大きく3つ。
以下を繰り返します。
1.とりあえず検索
2.いい加減な情報の排除
3.自分で必ず試す
1.とりあえず検索
あとで色々検索していきます。
・キーワード「」=Googleで調べる
・結果「」=Googleでの検索結果
を意味しています。
2.いい加減な情報の排除
非常に難しいです。はじめのうちは3のステップで自分で確認によって除外するしかありません。
しかし、いくつか除外できるパターンもあります。
まず質問掲示板や2ch掲示板は排除します。ここは質問している人も答えている人もインスタント感がいなめません。しっかりと答えを出してくれる常連の人の名前を覚えていたならばその人の答えだけは信頼ができるかもしれません。
でもその人の発言を探すだけでも時間がかかります。なので掲示板は除外というルールにしておいたほうがよいでしょう。
イレギュラーなケースとして掲示板にかかれているURL先を使う方法があります。掲示板は除外ですがURL先は信頼度が高い事が多いです。これは覚えておいた方がよいです。
3.自分で必ず試す
重要です。人の書いてる事を鵜呑みにしてはいけません。検索結果は必ず自分の手でプログラム化して確認します。ここで、自分で確認できないときにはどうしたらいいかというと、
「人がどうやって確認しているのか?」
をさらに検索するわけです。当たり前に見えますがここで詰まって確認方法がわからずに質問掲示板で人に聞いてしまうという例が多く見られます。
ではいよいよ実践編に入ります。
「Direct3Dで画面の一部領域にだけグラフィックを描画をしたい」
というのを調べます。じゃあGoogle先生お願いします。
●まずは専門用語にしてみる
とりあえず「一部領域にだけ」ってのに注目します。
その方面ではこういう頻繁に利用しそうな言葉ってのには相応しい専門用語ってのがある事が多いです。
まずはその専門用語を見つけます。
コツとしては
・なるべく英語やカタカナがいい
ですので、とりあえず英語に翻訳しちゃいます。
エキサイト翻訳ページ http://www.excite.co.jp/world/
一部領域を翻訳すると「a part of area」となります。ここではpartとareaを採用します。
そして結果が日本語になるように工夫して以下のようにキーワードを入れます
キーワード「Direct3D part area 一部 領域 描画」
検索結果のなかでDirect3Dに関係の無いものはさーっと読み飛ばし、
なるべくプログラムが書かれていそうなページだけピックアップしていきます。
そこから専門用語を発見します。
結果「クリップ、ビューポート」
このどちらかが関係していると思われます。ここまで約1時間かかりました。
●ヘルプを見つける
自分で確認のフェーズです。実際にプログラム化するためにもヘルプを見ます。
DirectXのヘルプの探しかたですが、
キーワード「DirectX マニュアル」
そして
キーワード「DirectX ドキュメント」
で、結果の中をざっと見ますとどうやらヘルプがダウンロード形式で配布されているような話題がヒットしています。では
キーワード「MSDN DirectX ダウンロード マニュアル」
キーワード「MSDN DirectX ダウンロード ヘルプ」
キーワード「MSDN DirectX ダウンロード ドキュメント」
などを入れていきます。これによって公式からヘルプのダウンロードを見つけることができます。
結果「DirectX 9.0 日本語ドキュメント」
DirectX9_m_JPN.chmに行き着けば正解です。ここまでで約2時間です。結構大変です。
●ヘルプでクリップかビューポートを探す
キーワードのところを探すとViewportという単語にヒットしました。
ここでさらに1時間かかりました。
ここからはプログラムを作ってViewportと戦いに入ります。
という具合にどんどん探しては実験、探した結果をさらにキーワードに指定して探す・・・
を繰り返して情報をしぼっていきます。
プログラムの場合は最終的には「動作する」というドシロウトにでも真偽がはっきりわかる最終目標があります。
なのであきらめずにがんばれば絶対に自力で解決ができます。
(というところで今からViewportと戦ってきます。続きは数時間後に^^;;)