「TechCrunch Japanese アーカイブ ≫ Microsoftが超すごいTouchWallを超退屈なPowerPointプラグインにした」より。既にご存じの方も多いかもしれませんが、pptPlexというPowerPointのアドインがMicrosoft Office Labsより公開されています。プレゼン時に自由にスライドをズームできるということらしいので私もさっそくインストールして試してみました。
pptPlexのサイトから「Try It! Click here to download」をクリックしてダウンロード&インストールします。するとPowerPointのリボンにpptPlexタブが現れます。

XPSのアドインもインストールする必要があるらしく、「Start pptPlex」カテゴリのボタンいずれかをクリックしたとき未インストールの場合、ダイアログが出てダウンロードサイトに移動するので併せてインストールします。
チュートリアルの動画へのリンクもはじめてインストール後に表示されるので併せて確認すると良いかもしれません。でも英語だし見てるだけじゃよくわからないかも……。
適当なスライドを作成または既存のスライドを変更する形でいろいろいじってみれば、内容が把握できると思います。すべてのスライドを一画面の中に表示やあるまとまった単位で複数のスライドを一画面に表示ができ、また、スライドの遷移がアニメーションし、各スライド表示中にマウスホイールによりズーム操作ができます。
通常、F5キーや「スライドショー」をクリックによりプレゼンを開始(スライドショーを開始)すると思いますが、pptPlexの機能を使用する場合は、リボンにある「Start pptPlex」カテゴリのいずれかのボタンをクリックして開始します。ボタンの内容はそれぞれ、
- From Overview: 全スライドを一画面に表示した状態でプレゼンの開始
- From First Slide: 一枚目のスライドを表示した状態でプレゼンの開始
- From Current Slide: 現在表示しているスライドからプレゼンの開始
となります。何も設定せずに「From Overview」をクリックするとしばらくした後、全スライドを一画面に表示します。この状態で矢印キーを押すと1枚ずつスライドがアップされます。各スライドをダブルクリックするとそのスライドを表示、さらにダブルクリックでさらにズームイン、右クリックでズームアウトおよび全スライドの表示、ホイールでズームイン・アウト、ドラッグ&ドロップで移動もできます。

「pptPlex Content」カテゴリの「Insert New Section」をクリックするとスライドをセクションにわけることができます。「pptPlex Section Divider」と呼ぶみたいですね。スライドのように扱えるので、あるまとまりとなるスライドの先頭の位置にくるように配置します。

すると、再度「From Overview」をクリックしたときセクションごとにスライドがまとまって表示されるのがわかります。スライドの遷移時には、セクションの先頭にて一度そのセクションのスライド一覧が一画面内に表示されます。

この全スライドの表示のレイアウトはいくつかテンプレートが用意されていて、「Canvas Background」から選択できます。選択するとテンプレートが1枚目のスライドのように編集画面には表示されます。
例えば、スライドショーを開始したときは次のような感じになります。テンプレートにあわせてセクションごとの表示位置が変わっています。
pptPlexの使用用途のひとつとして1スライドでは小さくて見にくい表などを一時的に拡大することが考えられているようですが、それだったら初めから大きいのを用意しておけば……と思わなくもない。スライドの遷移は新鮮味があるので「お」と思わせるには良いかも。ただしアニメーションができないなどの制限があるようです。
さっそく日本語でまとめているサイトもありました。ふたつの川うるおう日記