IRCの仕様自体には送受信するテキストに色や太字などの装飾は定義されていないが1995年に作られたIRCクライアントのmIRCの拡張が一般的に(?)使われているらしい。
色を付ける書式はテキストの前に次のように文字を付ける。
^CN[,M]
- ^C: Chr(3)の制御文字。
- N: 0~15のmIRCの色コード。
- M: 背景の色コード(オプション)
色付けを終了する場合はテキストの終わりに数字部分を省略して付ける。
^C
色コードの表は以下。
0 white
1 black
2 blue (navy)
3 green
4 red
5 brown (maroon)
6 purple
7 orange (olive)
8 yellow
9 lt.green (lime)
10 teal (a kinda green/blue cyan)
11 lt.cyan (cyan ?) (aqua)
12 lt.blue (royal)
13 pink (light purple) (fuchsia)
14 grey
15 lt.grey (silver)
(from mIRC Color Codes)
つまり、色コード+数字から始まるテキストを送信した場合、テキスト先頭の数字が色指定の一部の認識される場合があるので、文字が消えちゃうこともあるわけですねー。
色については本家サイトに仕様があったのですが、太字などについての資料はありませんでした。他のサイトの情報によると文字装飾については次のようになっているようです。
- Chr(2): Bold(太字)
- Chr(22): Reverse or Italic(反転または斜体)
- Chr(31): Underlined (下線)
- Chr(15): Normal (通常のテキストに戻す)
(from IRC HACKS: Format Text)
色拡張については、ircleというクライアントでも独自に拡張しているようです。
FAQによればircleのほうが先行していたのにmIRCが互換性のないものをリリースしたらしい。
(from IRC Wiki - ircle Colored Messages)