「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論(@IT)より:
IPAが開催したイベント「IPAX2008」で、再び経営者と学生の討論会が行われた。IT産業が国際的な飛躍をめざすために学生に期待することが今年の討論のテーマ。
特に「全体の完成、ゴールのイメージが沸かない」という声に対して、有賀氏は「若いうちは1つの仕事を与えられても、そこから全体が見えるようになるまでは時間がかかる。それでも、知る努力をしなければいけない」と主張。また、「そうはいっても上の人が教えてくれないじゃないかという声があるが、こっちだって忙しい。聞きに来なさい」と回答すると、学生からは「できれば教えて欲しい」「自らポジティブなビジョンを提示する人の方がいい」「忙しいから聞きに来いという人に会社や社員がコントロールできるのか」などの反発も見られた。
がる親方のエントリにリンク→■[その他技術][マネジメント]経験的に正しいと思う(がるの健忘録)
うん。人を動かそうと思ったら、自分も動かなきゃダメですよ。自分がやってないことを人に「やれ」といっても、「け!おまえかて、できてへんやんけ」と思われるだけです。こっちだって忙しい。聞きに来なさい
なんて、教えることができないことを、「時間がない」と言い訳しているだけでしょ。他人にはそのような印象を与えている。事実、忙しいから聞きに来いという人に会社や社員がコントロールできるのか
と、問われている。すなわち、管理しなければならない対象を見ているのか、対象が見えているのか、何を管理しなければならないのかわかっているのか、、、という意味でしょう。
ただし、知る努力をしなければいけない
には、賛成。知っていないこと、知らなかったことで責められることはある。自分で勉強するなど、知る努力は必要。
ところで、義務教育期間中に「勉強の仕方がわからない」という人がいるらしい。それは、自分で経験的に学ぶしかないと思います。勉強の方法なんてものは、人によって異なる。本を一度読めば頭に入る人、手を動かさないと入らない人、それこそ様々。そんな、人それぞれで違うものを、40人からの人間を扱う教師に「教えろ」と求めるのは酷だと思う。それより、親が教えてやればいいと思う。
西垣氏は伊藤忠商事の取締役会長 丹羽宇一郎氏の「入社して最初の10年は泥のように働いてもらい、次の10年は徹底的に勉強してもらう」という言葉を引用し、「仕事をするときには時間軸を考えてほしい。プログラマからエンジニア、プロジェクトマネージャになっていく中で、仕事というのは少しずつ見えてくるものだ」と説明。これを受けて、田口氏が学生に「10年は泥のように働けます、という人は」と挙手を求めたところ、手を挙げた学生は1人もいなかった。
「泥のように働く」って、どんなだ?泥って、働くのか?黙ってそこにいるだけ、ってこと?それとも、泥の中で一生懸命働いている微生物のように働け、ってこと?それとも、そうした働き手を住まわせる環境になれ、ってこと?
「無理です」の前に、わっけわかんねぇ。。。たぶん、それまでの文脈から、「馬車馬のように働け」と理解したんだろうな。そりゃ、無理だ。
企業側が欲しい人材について、向氏は「貪欲(どんよく)に学ぶ気持ちを持っていて、環境適応力が高い人」と回答。自らの若いころは、いかに楽をするかを考えていたが、「それではいけないと自戒を込めたアドバイス」(向氏)だという。また、「日本の大学を卒業して日本企業に入ってくる海外の学生たちは、みんなハングリー精神がある。日本の学生は頼りない」とこぼした。
日本の企業は保身に走って、必要だけど新しいことをやりたがらない。周りの様子をうかがって、「他社さんがしているならうちもしよう」。そんな日本の企業は頼りないと思います。
ってことで、
田口氏は「日本の学生はぬるま湯につかっていて頼りないという話になっていますが、実は日本の企業もぬるま湯ということですね」とまとめた。
田口氏、GJ!(^_^)b
それと、「いかに楽をするかを考える」ことが、悪いことだとは思わない。いや、違うか。「どうしたら楽になるかを考えること」か。この二つは・・・違うなぁ。
学生からの質疑では、「学部卒でもどんどん採用しているが、本当はソフトウェア産業は専門職だと思う。その点はどう思うか」という質問に対し、「修士を経た専門家は年に1000人くらいだろう。彼らは本当に有名な企業に行ってしまう。これだけでは人が足りない」(有賀氏)と苦笑い。また、「本当に優秀な人は1人で何人分もの生産性を上げるのに、入社採用時はみんな一律のことが多い」という学生の不満には、「本当に自分が売れると思う人は、そういう個々人のスキルが最大限に生かせる企業に行くといい」(有賀氏)と断言。大きなシステムの構築などの仕事では、個々人の突出したスキルではなく、チームワークが重要だと主張した。
最初の会社で。入社2年目でも、新入社員より給料低かったね。役職も、新入社員の方が上。一律なんかじゃないよ。入社時には、個人個人のスキルなんてものはわからない。実際に役に立つスキルを持っているのかどうかはわからない。だから一律に扱う。それは仕方がないと思う。その後、じゃないかねぇ?
で、なんですって?本当に自分が売れると思う人は、そういう個々人のスキルが最大限に生かせる企業に行くといい
のですか。ほう。自社を売り込まなかったのね。これは、「CSK グループの各社は、個々人のスキルを最大限に生かせません」という事ですか?
で、いったい何のためのイベントだったのよ?IT 業界の印象を悪くするためのイベントですか?
投稿日時 : 2008年5月30日 22:36