前回までの目次
* OpenCVを使った画像処理(1)
* OpenCVを使った画像処理(2)
* OpenCVを使った画像処理(3)
5. 次に、こちらのWebサイトでも指摘されていますが、文字化けしている箇所を訂正します。
C:\Program Files\OpenCV\cvaux\include\cvaux.h を何かテキストエディタで開き
1167行目を修正します。 具体的な位置は下図を参照。
「/*storage for 吐oreground_regions・/」を、「/*storage for 吐oreground_regions*/」に訂正します。
6. 次に、いよいよライブラリのビルドです +(0゚・∀・) +
[スタート]メニューから[すべてのプログラム]→[OpenCV]→[OpenCV Workspace .NET 2005,2008]をクリックし、OpenCVライブラリのプロジェクトを開きましょう。
(注: 当方の環境(VS2008 TeamSystem)では、[OpenCV Workspace .NET 2005,2008]を選択しました。 Express Edition, Standardを使用している方は[OpenCV Workspace .NET 2005,2008(Express or Standard Edition)]に読み替えて対応してください)
Visual Studio 2008 だとこんな「Visual Studio変換ウィザード」が現れますが
指示に従ってVisual Studio 2008用プロジェクトに変換して開きます。
7. OpenCVライブラリのプロジェクトを開いたらメニューより[ビルド]→[バッチ ビルド]をクリックし、下図のダイアログを開きます。
各自のプラットフォームに合わせて、ビルドするものにチェックを入れ、[リビルド]ボタンをクリックします。
(おいらの場合は、「ソリューション構成」が「Debug|Win32」と「Release|Win32」のものにすべてチェックを入れ、ビルドしました)
当方の環境では、ビルド時にこちらのWebサイトでも指摘されているように、
ファイルは、現在のコード ページ で表示できない文字を含んでいます。
データの損失を防ぐために、ファイルを Unicode 形式で保存してください。
というwarningがでました。 該当のファイルをVisual Studio上で開き、1文字適当に入力して保存→それをすぐに削除して保存しなおししてから再ビルドを行いました。
これで、OpenCVライブラリのビルドは完了です。
プログラムに組み込んで使うことができるようになります。
次回は、実際のプログラムに組み込んで使う方法を解説します。