User profile の path 変更方法 (Windows XP) で Widows XP については書きましたが、Windows Vista での方法を書いていなかったので。
Windows Vista での unattended installation その 2 で書いたように Windows Vista での unattended install はかなり変更されています。Windows XP のときのような winnt.sif はもう使えません。
ではどうすればいいのか?
実は Windows Vista の方が扱いやすいんじゃないかな?もっとも answer file に設定できる項目が増えたので、見通しが悪くなったとか XML なので書き方がわからんってのはあると思います。まあ、詳細は Windows Automated Installation Kit (Windows AIK) を参照してくださいね。
でも Vista だといいことがある。Windows 2003 R2 以前は CD から boot すると format できる partition は OS を install する partition のみに制限されていました。なので、本題の要件を満たすためには事前に format しておく必要がありました。でも Windows Vista は OS を install する partition に関わらず format できますね。ついでに USB device 普通に扱えるし。
で、本題。User profile を初期状態で変更するためには answer file に ProfilesDirectory を指定してやる必要があります。
ということで、unnattend file (XML) の sample を載っけときます。
ChangeProfile.xml
これを本来は "AutoUnattend.xml" という名前で drive の root とかに保存しておけば、自動的に読み込まれるはずだったんだけど、Vista には bug があった。
An unattended installation of Windows Vista uses the Autounattend.xml file on the Windows Vista installation disc instead of the Autounattend.xml file on a USB flash drive
ということで、手動で answer file を指定してやらないといけません。
でも、XP に比べて楽ですね。
Windows Vista を DVD から起動し、「コンピュータを修復する」を指定。
その後「コマンド プロンプト」を起動ができて、これ GUI application 動くんです。
ということで、"setup.exe" に /unattend option で answer file を指定し起動。これで、user profile が D:\Users になっちゃいました。
[追記]
Answer file に下記を加えることにより %PROGRAMDATA% の path も変更できます。
<PROGRAMDATA>D:\ProgramData</PROGRAMDATA>
Trackback がつかないので紹介しておきます。