ネタ元→ナオキにASP.NET(仮) : VS ユーザーの開発生産性を大幅アップ無償のアドイン CodeRush Xpress と Refactor!
例えば、CodeRush
・ブロックの見える化(スコープ範囲を薄く線引きし可視化しています)
・Throw とか Exit とかの処理から処理へのジャンプが発生する場合のジャンプ先へのアニメーション表示(どこに飛ぶかが一目でわかる)
・宣言、参照間のジャンプ(わんくま同盟のまさるさんお勧め)
さっとあげるだけで3つ。実際に使ってみると細かな点で恩恵を受けることになります。
というわけで、ナオキさん(id:naoki0311)に呼び出し食らったので、「CodeRush Xpress」の紹介をしてみようかと。
CodeRush Xpressとは
まず「CodeRush Xpress」とはなんぞやということで、上記本家サイトから引用すると次のような感じ。
CodeRush Xpress is freely available to all Visual Studio 2008 developers and offers a comprehensive suite of tools that enable you and your team to simplify and shape complex code - making it easier to read and less costly to maintain.
思いっきりざっくりというと「コーディングをサポートする便利な無償のVS2008アドイン」です。CodeRush Xpressを使うことで、C#、VBのコーディングを楽に進めることができます。
ただし、残念ながらVS2008 Express Editionには対応していません。
CodeRush Xpressの機能
では、どのような機能があるのでしょうか。同じく本家サイトから引用します。
- Duplicate Line
- Highlight All References
- Increase or Reduce Selection
- Smart Clipboard Operations
- Generate from Using (TDD)
- Quick Navigation Window
- Quick File Navigation
では、一つずつ見ていきましょう。
Duplicate Line(行の複製)
カーソル行を複製します。なお、この機能はC#限定のようでした。
まず複製したい行にカーソルを合わせてShift+Enterを押下します。
そうすると、現在の行が複製され、次の行に挿入されます。
この機能によって複製できるのは、using句、フィールド、ローカル変数の定義、Enumの要素などです。
なお、CodeRush XpressのキーバインドとVSのキーバインドがカブっているとき、次のようなフローティングウィンドウが表示されます。
Highlight All References(すべての参照の強調表示)
フィールド、ローカル変数、メソッドなどの定義と参照の全てをハイライト表示します。
ハイライト表示したいものにカーソルを合わせてCtrl+Alt+Uを押下します。
全ての定義と参照に下線が付いてハイライト表示されます。
このときTABキーを押下すると、ハイライト箇所のジャンプを行います。
ちなみに、Ctrl+Alt+Uを押さずに、いきなりTABキーでも定義、参照間のジャンプがされるので、非常に重宝してます。
Increase or Reduce Selection(選択の増減)
選択箇所を増減させることができます。
Ctrl+Alt+"+"で選択を増やします。
Ctrl+Alt+"-"で選択を減らします。
Smart Clipboard Operations(スマート カット コピー)
Ctrl+C(コピー)やCtrl+X(カット)、Ctrl+V(ペースト)の機能を拡張します。
単語の途中にカーソルを合わせてCtrl+CやCtrl+Xを押下すると、単語全体をコピー(カット)します。
また、コードブロックの始めか終りにカーソルを合わせてCtrl+CやCtrl+Xを押下すると、コードブロックをコピー(カット)します。
Generate from Using (TDD)(Usageの生成)
クラス、メソッドなどを自動生成します。例としてメソッドの場合を紹介します。
まず、定義されていないメソッドをコーディングします。
赤波下線が付いている箇所でCtrl+@を押下します。
メソッドを定義する箇所を選択し、Enterを押下します。
メソッドの雛型が作成されるので、必要な実装を行います。
生成できるものは以下の通りです。結構な種類が生成可能です。
- コンストラクタ
- クラス、構造体
- デリゲート
- 列挙体(Enum)とその要素
- イベントハンドラ
- インターフェイス
- プロパティ
- ローカル変数
- メソッド
- プロパティ
Quick Navigation Window(高速ナビゲーション)
Ctrl+Shift+Qで高速ナビゲーションWindowを表示します。
メンバのタイプでのフィルタリングもできます。
Quick File Navigation(高速ファイルナビゲーション)
Ctrl+Shift+Fで高速ファイルナビゲーションWindowを表示します。
上記以外の機能としてはコードブロックの可視化があります。
コードブロックの可視化
コードブロックのスコープに薄い線が表示されます。
コードブロックが崩れると、一目で分かります。
また、リファクタリング機能も追加されます。この点は特にVBだとありがたいですね。
リファクタリング
リファクタリングしたい箇所でCtrl+@を押下します。
その箇所で使用できるリファクタリングの一覧が表示されるので選択します。(1つしかない場合はこの一覧はショートカットされて、リファクタリング機能がすぐに実行されます。)
まとめ
ざっとCodeRush Xpressの機能を見てきましたが、いかがだったでしょうか。個人的には定義、参照のジャンプとコード生成、リファクタリング機能が非常に良いと思っています。
今回紹介しなかった機能もまだまだありますので、詳しくはインストール後に製品に含まれているドキュメントをごらんください。