VSTOはVisual Studio Tools for Officeのことです。
Microsoft OfficeアプリケーションをUIとしたアプリケーションを開発できるVisual Studio の機能のことです。
作成したアプリはOfficeアプリケーションが（.NETで作成してもラッパーを通して）COMアドインとして動かします。
一年前ぐらいに2007 Office登場に合わせて出たのが、VSTO 2005 SE ("Cypress")で
今回のVisual Studio 2008に入っているのはVSTO 3.0 ("Orcas")です。
いまさら、あらためて書くまでもないかもしれませんが…
VSTO3.0新機能で主なものは…
- ドキュメントレベルのカスタマイズ(Wordドキュメント、Excelブック)ができます。 （特にVisual Studio IDEの中でWord/Excelの見た目そのままに開発できます。）
- Visual Studio 2008(VSTO3.0)からはWord2007とExcel2007などのリボンがデザイナで開発できるようになりました。
- VSTO 3.0からはアドインをClickOnceで配置（発行）できます。
この中でもClickOnceでの配置が魅力的だと思いました。
.NET Framework 3.5, VSTO 3.0 Runtime, OffieのPIAも実行環境に配置が必要ですがClickOnceによってアドインと同時に配置できます。
以前のアドインの配置はコードアクセスセキュリティ設定等に泣かされました…orz
配置のハードルは下がりました^^
VSTO関連は日本語ドキュメント・コンテンツがいまいち少ない（少なかった）のです…orz
…これからはお願いします、マイクロソフトさん。
ひろえむさんのエントリ
「2007 Microsoft Office system関連のMSDNオンラインイベントが大量に公開されています。 」
でご紹介されているマイクロソフトのWebCast（動画）でもVSTO3.0の情報を知ることができます。