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Oriental Code Talk ── επιστημηが与太をこく、弾幕とは無縁のシロモノ。

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ネタ元 → ソートぉ、な話。

ソートされた配列にあらたな要素を追加するとき、
末尾に追加して再度ソート するよりは
挿入点を探して押し込む  方が速かろ?

検証してみた:

#include <windows.h>
#include <vector>
#include <algorithm>
#include <iostream>
#include <iomanip>

int main() {
  const int N = 20000;
  std::vector<int> vec;
  for ( int i = 0; i < N; ++i ) {
    vec.push_back(i);
  }

  DWORD t;

  t = GetTickCount();
  // 0~Nまで10刻みで要素を挿入
  for ( int i = 0; i < N; i+= 10) {
    vec.push_back(i); // ケツに追加して
    std::sort(vec.begin(),vec.end()); // 再ソート
  }
  std::cout << "push_back and sort       "
            << std::setw(5) << GetTickCount() - t << "[ms]\n";

  vec.clear();
  for ( int i = 0; i < N; ++i ) {
    vec.push_back(i);
  }
 
  t = GetTickCount();
  // 0~Nまで10刻みで要素を挿入
  for ( int i = 0; i < N; i+= 10) {
    std::vector<int>::iterator iter // 挿入点を見つけて 
      = std::lower_bound(vec.begin(), vec.end(), i);
    vec.insert(iter, i); // そこにねぢ込む
  }
  std::cout << "binary_search and insert "
            << std::setw(5) << GetTickCount() - t << "[ms]\n";

}

実行結果:
push_back and sort        2063[ms]
binary_search and insert    15[ms]

後者の方が100倍以上速いっす。

投稿日時 : 2008年7月10日 17:45

コメントを追加

# re: その差歴然 2008/07/10 18:09 とっちゃん

うちの新人研修カリキュラムっす。

といっても、ソート済みの配列から検索->ソートを自分で行う。
という流れでのですがw

#どんなパターンでもそこそこスペックで動いてくれる上に実装が単純なので...w

もっとも、この辺りは昔の名残でC基準で書くんですがねw
#なので、STLとかコンテナ系は使用禁止

lower_bound() 使っちゃったら、バイナリサーチの仕組みが学べないんでw

# re: その差歴然 2008/07/10 19:57 test

設定がちょっと前者に厳しくないですか。

この例だと、
for ( int i = 0; i < N; i+= 10) {
vec.push_back(i); // ケツに追加して
}
std::sort(vec.begin(),vec.end()); // 再ソート
でもいいわけで

# re: その差歴然 2008/07/10 20:49 egtra

折衷案(?)として末尾に追加して挿入ソートすることにしましょう(コード省略)。

# re: その差歴然 2008/07/10 21:43 読者

for ( int i = 0; i < N; i+= 10) {
vec.push_back(i); // ケツに追加して
std::sort(vec.begin(),vec.end()); // 再ソート
}
sortが何度も呼ばれるから、確かに遅くはなりますねぇ。。

# re: その差歴然 2008/07/10 23:22 a

計測の仕方に問題があるかも。
・std::vectorを使いまわしているので、最初のソートではpush_back()内でメモリ領域を確保しながら処理しているが、2回目はすでに確保されたメモリ領域で処理している。
・最初のソートではキャッシュに乗っていないが、2回目ではキャッシュに乗っているので高速になっている可能性がある。
なので、同じソートを何度もやって2回目以降を計測するなど、工夫したほうが良いでしょう。

# re: その差歴然 2008/07/10 23:26 ゆーち

ですです。

ソートっつうのは、何のためにやるかっつうと、二分探索を筆頭として次なる検索のためにあるのです。

その後が破綻してるケースを何度か目撃しました。(w

こういうおいしいところが、わんくまだとおもうです。
うん。

# re: その差歴然 2008/07/10 23:31 ゆーち

あー。
コメントされてる部分は検証してません。
ただ、実際のシステムでの実装だと件数がハンパないことが多いんで、前者が遅くなりがちなのは事実です。

# re: その差歴然 2008/07/10 23:31 επιστημη

> 計測の仕方に問題

ごもっとも。
なのでループこさえて何度かくりかえしてみたです。
# マシンは別物ですが

push_back and sort 2683[ms]
binary_search and insert 16[ms]
push_back and sort 2745[ms]
binary_search and insert 16[ms]
push_back and sort 2683[ms]
binary_search and insert 16[ms]
push_back and sort 2668[ms]
binary_search and insert 16[ms]
push_back and sort 2668[ms]
binary_search and insert 15[ms]
push_back and sort 2667[ms]
binary_search and insert 16[ms]

# kTgtElUqgBcDhALqEoO 2011/12/26 23:07 http://www.discreetpharmacist.com/ita/index.asp

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# xUIkIDwBNgs 2011/12/27 6:09 http://www.hansensurf.com

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