最近とても気になるものがあります。別に好きなわけでも興味があるわけでもありません。わずらわしいのです。

それは「IME の状態」です。

皆さんも経験があると思いますが、英単語を入力しようとしたら日本語入力だった。日本語で文章を書こうとしたら直接入力だった。そのときのガッカリ感といったらそれはもうハンパないです。

入力前に IME の状態を確認しようにも、IME はタスクバーにあるので目線の移動距離が長くなります。入力コントロールが変わるたびなんどもなんども行き来することになり、総移動距離が地球一周くらいしてるんじゃないか! というくらい疲れます。

そこで、どうしたら IME の状態を意識しないでスムーズに入力できるようになるのかを考えてみました。全て日本語入力のときに、こう変化したらいいんじゃないかというものを下記に記載しています。そうすることで直接入力と日本語入力の区別が付き、スムーズに入力できるのではと考えるからです。

表現方法

1. マウスカーソルを変える

マウスカーソルを変える

マウスカーソルの色や形を変えて、日本語入力であることを示します。

マウスカーソルがいつもキャレットの近くにあると限らないのが問題。

2. マウスカーソルに IME 情報を表示する

マウスカーソルに IME 情報を加える

マウスカーソルの近くに IME 情報を表示します。

マウスカーソルがいつもキャレットの近くにあると限らないのが問題。

3. キャレットを変える

キャレットを変える

キャレットの色や形を変えて、日本語入力であることを示します。

目線の一番近くで表現できるのが良い。キャレットが点滅するので消えている間は確認できないのが問題。

4. キャレットに IME 情報を表示する

キャレットを変える

キャレットの近くに IME 情報を表示します。

目線の近くで表現でき常に確認できるのが良い。IME 情報の裏にある内容を確認できないのが問題。

5. キャレットに言語バーを表示する

コントロールの背景色を変える

キャレットの近くに言語バーそのものを表示します。

最悪な対応。UAC 確認ダイアログでも同様の対応をしているが、クリックしたいボタンの上に言語バーがいてボタンを押せないなど、ユーザーをイラつかせるのに特化している。これを思いついた自分が怖い。

6. コントロールの枠の色を変える

コントロールの枠の色を変える

コントロールの枠の色を変えて、日本語入力であることを示します。

コントロールが小さいときは目立つのが良い。逆にコントロールが大きいと、枠がキャレットから遠くなったり、文字色を変更できるエディタなどでは、色が多すぎて識別が難しいのが問題。

7. コントロールの背景色を変える

コントロールの背景色を変える

コントロールの背景色を変えて、日本語入力であることを示します。

目立つのが良い。背景色を変更できるエディタでは使えないのが問題

まとめ

実現可能かどうかは全く無視して考えました。どれも良いところもあれば、悪いところもあります。色で対応する場合、色を識別しにくくなることがあります。形で対応する場合、変化が小さいと識別しにくくなります。いろいろな場面を想定して考えてみると IME 情報を表示するのが現実的な気がします。上の例で言えば 4. になります。

数字のみ入力させたい場合に IME を無効にしているものがあります。しかし、それでは単語登録しておいた内容から入力できないなど、制限を加えることになります。なので日本語入力できるようにしておくのも悪くありません。

IME の切り替えがあまりに多いので、切り替えることに抵抗がなくなってる気がしますが、IME を切り替える手間を軽減させるか、切り替わっているかどうかの確認を軽減させるか、両方を軽減させ IME の状態を気にすることなく入力させるのは難しいものです。