基本的に Windows Vista? での multi boot させる方法と一緒です。Windows PE 作業 directory 配下 \ISO\boot\bcd を bcdedit.exe で編集する。
現在起動している OS が利用している?BCD ではないため、bcdedit.exe では /store switch を利用して編集対象 BCD への path を渡してやる必要があります。例えば、BCD の内容を全部表示させたい場合下記を実行します。
bcdedit.exe /store "%BCD_PATH%" /enum?ALL /v
"copype.cmd" から生成された BCD を覗いてみると Windows boot loader の entry が一つあり、device および osdevice に ramdisk=[boot]\source\boot.wim,{%RAMDISK_GUID%} が指定されていることがわかります。
Multi boot させるには、Windows boot loader entry を複数用意して device および osdevice にそれぞれ別の wim を指定してやればいいわけです。
既存の Windows boot loader entry があるので、それを基に新たな entry を作成しましょう。
bcdedit.exe /store "%BCD_PATH%" /copy {default} /d "%DESCRIPTION%"
Copy が成功すると新たにできた Windows boot loader entry の GUID が返されます。それを使って新しい Windows boot loader entry を編集します。
bcdedit.exe /store "%BCD_PATH%" /set {%NEW_GUID%} device ramdisk=[boot]\source\%NEW_WIM_NAME%,{%RAMDISK_GUID%}
bcdedit.exe /store "%BCD_PATH%" /set {%NEW_GUID%} osdevice ramdisk=[boot]\source\%NEW_WIM_NAME%,{%RAMDISK_GUID%}
あとは、/source に wim file をおいてやれば OK です。
これを使って、Windows PE と Windows RE を一つの USB memory から切り替えて起動できるようになりました。
<参考>ブート構成データ エディタについてよく寄せられる質問