優秀なエンジニアは「入社時のスキルを問わない会社」には就職してはいけない
私が本格的にプログラミングの勉強を始めたのは大学に入ってからだった(というか、PC 自体が全くわからなかった)。スタートが相当遅いという事を自覚していたので(小さい頃にゲームしたさで BASIC を弄ってたが何も理解してない)、本当によく勉強した。学生だから当然貧乏。だけど、遊ぶ金もケチって本を買った。開発ツールを買った。コンピュータを買った。兎に角、自分を練磨する事に必死だった。根本には「面白いから」というのも当然あった。だからこそ続けられた。
就職活動は全く一生懸命やっていない。プログラミングができるならどこでもいいと思ってた。殆どが「入社時のスキルを問わない会社」ばかりだった。そういう会社は余程良い教育をするんだろうと思ってた。私には才能がなかったという事を差し引いても、大学 4 年間をかけて必死に勉強して全然モノになってない事を、入社時にスキルを問わず、あまつさえ仕事ができるレベルにするなんてスゴイと思ってた。
本当に何も見えていなかった。
言うまでもなく、そういう会社は「従業員が商品」である。私が入社した会社もそれに属する。当然「社員教育を顧客の金を使ってする会社」だ。だから 1 年半ですぐ辞めた。
日本以外の会社の実情なんて私には分らないが、大半の日本の SIer は終わってるという事は少なくとも分かる。
K のこと のような人が同じ会社にいた事がない。周りはみんな能無しだ。それは、私の傲慢だという事は重々承知だ。この高い鼻を社会1年目でへし折ってほしかった。今となっては手遅れかもしれない。