ここ数日で考え方が 180 度変わった。
以前までは、
原発は絶対に必要
だと思っていた。
どう考えても、今の日本に原発は必要だと。
その理由については、今まさに「原発必要だろ」と言っている人と同じような理由だから省略する。
で、最近この考え方が 180 度変わって「こんな危ないものに、これからも頼らないといけないのか?」になってきている。
誤解しないで欲しいのは、僕は今回の原発事故によって個人的な被害は受けていないに等しい。
また、今後も原発の建設によって個人的に生活の何かが左右されるという立場にはない。
つまり、ここに書くことに、自分の都合の良し悪しというものが一切入っていない。
また、綺麗ごともを言うつもりもなく、純粋に怖いという思いで書いていることを最初に述べておく。
まず、僕の考えか変わるきっかけになったものについてだが、ひとつは都内の水の汚染の報道にある。
もちろん、大騒ぎするような内容のものではないことは重々承知している。
うちの嫁が「うちの水道水は大丈夫だろうか?」と言ったとき、まったく問題ないことはわかっていた。
そもそも地下水を使っていることも、屋内に浄水施設があることもわかっていた。
市からの報告からも、汚染されていないことは確認できた。
それでも、それはラッキーなことでしかない。
放射能汚染された地域を含めて、住んでいる地域によっては心配しなければならない場所もある。
うちの娘は、水道水が大好きだ。
常に、500ミリリットルの水道水を手に持って、ちびちびと飲みながら生活している。
寝る前も、枕元に置いて寝るし、夜中に起きてちびちび飲んでもいるみたいだ。
そんな中で「もし水が汚染されていたら?」と想像してみた。
そのとき、はじめて恐怖を感じた。
そして、その恐怖を原発が設置されている地域の人が感じているであろうことを想像してみた。
みんなも、真剣に想像して見て欲しい。
自分・自分の家族・友人が住む場所に原発が建っているという現実について。
必要だから仕方がないという考え方もあるのだと思う。
しかし、原子力発電所の事故は、過去にも何度も起きている。
維持するためには、被ばくの危険の中で定期的に点検しなければならない。
「なんで原発だけ特別に危ないと言うのだ」という考えもあるだろう。
しかし、放射能による汚染は「火力の爆発」や「ダムの倒壊」のようなものとは明らかに危険の質が違う。
今すぐに無くすと日本の経済に大きな打撃を与えるだろう。
日本の国民は、今よりもずっと貧困になるだろう。
だけど、それでも「こんな危ないもの使うよりましじゃないか?」と思う自分がいる。
原発を「辞める」のに、今回以上のタイミングがあるだろうか?
もし、今回以上のタイミングがあったとしたら、それは一体日本がどういう状態になっているときなんだろうか?
でかい地震が来て、想定以上の津波があったから、事故は仕方がなかったという。
日本の電力は不足しているのだから、資源がないのだから、原発は仕方がないという。
でも、いつか取り返しのつかない事故が起きても、仕方がないと言えるのだろうか?
みんな今回だけは特別だと思ってる。
災害は起きてしまったもので、後は終息させればよい、これから頑張っていけばよいと思っている。
しかし、地震は今回だけのものなのだろうか?
同じ規模の地震が、今この時に来る可能性もだってあるのだ。
原発の事故は人災だという人と、天災だという人がいる。
どちらかはわからない。
だが、地震は防げないが、原発の事故は防げる。
しかも、絶対に事故を起こさない方法、つまり「使わない」という方法がある。
今この時から「使わないためには?」を前提にした上で、どういう道があるのかを真剣に模索して見るのも良いのではないだろうか。