「商売人と客は同等で上下関係はない」正論のようですが、立場は、商売人が下手で客が上手になるのは不可避でしょう。
しかし、無理難題を言わない暗黙の了解というのがあったと思います。客には客のルールがあって、ルールに従ってました。
昨今は、社会モラルが崩壊しているのか、モンスターペアレント、モンスターカスタマや、クレーマが増加しているように思います。
「芸人は、客を選べない」のと同様に「商売人は顧客を選べない」と言われます。しかし、顧客のマナーが低下しいる昨今では、そうも言ってられません。
顧客のPCサーバーをセットアップして、納品する段になり、配送手続きに入りました。
大きいサーバーで40Kg くらいある、大きな筐体です。宅配業者が荷物を取りに来たのですが、中身が大きなコンピュータだと知って、配送拒否しました。
「パソコンだと聞いてたのに、大きすぎる」「ひとりで抱えられないサイズのコンピュータは、断るように指導されている」んだそうです。
理由を聞くと、以前、大きなサーバーを配送したとき、配送事故で中身が破損して、損害賠償訴訟に発展したそうです。それ以来、断るようにしているそうです。そのときは、本体価格を上回るデータ付加価値の金額で係争したそうです。かなりな額で示談成立したそうです。受諾するかしないかは、業者や事業所の姿勢で異なるのでしょうが、配送を拒否した業者は初めてだったので、吃驚しました。今回は他の宅配業者に受けて貰いました。
昨今は、クレーマーやモンスター客が多いせいか、事業者もリスクのあることは、拒否するようになったのですね。
事の善し悪しは解りませんが、自衛手段としては理解できます。
商売人にマナーがあるように、客にもマナーが要ります。マナー違反してなければ「お客様は神様です。」かもしれませんが、、マナー違反の客は、社会人として失格でしょう。同様に、無謀な仕事を断ることも、働く者の権利でもあります。ただし、自己中で内範囲でね。
ブラック企業の話が、出てますが、悪徳業者や詐欺業者など、反社会行為や犯罪行為をする会社はブラックでしょう。
まともな活動している会社をブラックとするか否かは、主観的な面が多くなります。良い待遇をしている人にとってはホワイトでしょうし、搾取されていると思う人にとってはブラックです。相性が合わないからブラックに映ることもあるでしょう。幸せな事に、我が国は職業選択の自由があるので、見切るのも自由です。自分探しの旅というのは聞こえはいいのですが、探して見付けるものではなく、自分で作るものではないでしょうか。愚痴るだけでは道は開けないと思うのです。
うっ! 根性論に映るかなぁ。意義のある努力は報われるとおもうのですが、脳天気ですか?