名簿や顧客マスターには電話番号項目が存在するのですが、電話番号の何に依存するのかと迷う時があります。
携帯電話登場以前の電話は建物に付属している言えました。この会社の電話番号,誰それの家の電話番号など。
データベースもそれに準じて、住所欄とTEL欄は対の設計にしていることが多かったです。
やがて企業ではダイヤルインが普及して、会社の代表電話と個人直通電話の二元化になりました。
会社でも昼間の電話と夜間休日電話を分けているのもあります。
携帯電話が登場して、個人の所有物になり、個人が複数の電話を持つようになりました。
電話番号は連絡先であるという見方をすれば、部署への連絡先と個人への連絡の二つの側面持ちます。
データベース設計を氏名欄と住所欄とTEL欄を対にしたのでは、上記の要件に応えられません。
項目に複数の意味を持たすのは芳しくないので、この在り方は良くないと思うのです。
連絡先項目をList形式にして、3次正規化の対象とすべきと考えるのですが。(工数増はバツ--の一言で却下されたのは秘密)
連絡先といえば, URL/メルアドも複数保持しているのが当然のようになってきてます。会社単位/部署単位/個人単位と帰属先も多様です。
RDBの項目設計も既存形態を踏襲するだけでなく、白紙から見直したら、使い勝手が良くなると思うのです。