残業に関するエントリーで賑わってます。私も参加。.....w
どこかのコメントにも記したのですが、時間拘束の仕事か請負の仕事かで異なる気がします。
雇用契約は36協定などで時間拘束を前提としてます。その前提の上で同一労働同一賃金という話が成り立ちます。
アスリートの人たちは能力社会です。農業や個人商店など自営業は成果と収入が直結します。
翻って、IT業界は個々人の能力差は歴然とあるにもかかわらず、時間拘束の待遇が多いようです。
時間拘束である以上は労基法の支配下に置かれて、残業は原則不可となります。
実体は成果物であるので、機能要求を満たせばOKとみなすと、30人日で請け負って、5日間で仕上げて25日遊ぶとか、
一日分の仕事を3時間で済ませて、5時間をNETのQAに費やすなり自己研鑽に勤めるのは裁量の範囲な気がします。
しかし、労基法を厳密に適用すれば、拘束時間中(勤務時間中)は業務以外の事はしてはならないとあります。
「私用電話は禁止」というのは会社の電話を私用に使うのはもちろんダメで、就業時間中に自分の携帯電話を使って電話するのも私用電話とされた例もあるそうです。
IT職場の特性と相反する規定で社会が成立しているので、不平不満がでてくるのだと思うのです。
私は、時間労働者の感覚はなく、平日休日関係なく作業はしてます。公私混同というより全部が公であり私でもありますね。
私で培ったノウハウで公の仕事をしたりするので、区別すること自体無意味な気がするのです。
就職という意味を会社に入った考えるか、業界に入ったと考えるかの差でもあるかもしれません。
回りの残業の多い人は「時間が無い」といつも言っている。それでクラス化とか共通ルーチン化などの話を持ちかけると、「そんなことを考える時間はない。動くソースをコピペするほうが早い。」と言って聴く耳を持たない。目先の短期の時間と長期の比較ができないんだと思います。(わざと生活残業するひともいますが....wwww)
OOPが根付きにくいのは、この時間感覚も要因だと思います。
OOP初心者は従来方法より生産性は悪くなることが多いです。悪くなっても生産を続けていくとある日、クラス特性を体得することが出来、そこからは楽に製造できる事を実感できます。
この期間を本人も耐え、会社も耐えると開花します。残念なことに会社も個人も「そんな悠長なことはできない」と言って従来の方法で開発が進んでデスマーチ化するのかもしれません。
私が考える報酬の姿は、納品物がお客様にとってどれくらいの経済効果があるかを算定し、1%なり10%なりの報酬をもらう、弁護士的な姿がいいのかなぁって考えます。
30日間費やして仕上げたものより1日で仕上げたものが高くっても良いと思うのです。 何ヶ月費やして作っても、顧客にとってメリットが無ければ、単なる浪費ですものね。
(労働という目でみると何ヶ月間の拘束が生じたのだから費用請求は当然となるので....うーん.難しいなぁ)