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http://blogs.wankuma.com/jeanne/archive/2006/08/02/34597.aspx
みなさんの議論は大いに賛成するんですが, 槍玉に上がっているVBプログラマーを,
われわれ職人的人種と同列に扱って,非難するだけ,いいのだろうかと,最近考えます。
エレガントな形を追いかけて行く習性を持っていると,必然的にObject/クラスの実装方法が身に着くと思います。
しかし,世のプログラマの何割かは, 追求することを放棄しています。
プログラマ人種は二種類あると思う。
1.自己研鑽型(職人型/追求型). : 仕事以上に,自分の知識の増加に喜びを感じる。
2.仕事のみのプログラマ : 仕事だから仕方なしにやっている。(知識の習得は苦痛と感じるようだ)
みなさんや,ognacは当然 1の範疇でしょう。(2の範疇の人はこのBlogは見ないでしょう。)
情報業界の人々からみると, 2の存在は,どうにかしたい,鬱陶しい対象であるのです。
しかし,企業の電算室勤務のSE/Programerさんからみると,そうではないようなのです。
(もちろん,当てはまらない,まともな電算室のほうがおおいのですが)
彼らに果たされた命題は,所属会社の業務の実現で,業務仕様が満たされることが,第一義で,実装技術は二の次なのです。
管理者もそのように教育/指導してます。所詮数年で配置換えだという腰掛気分もあって,自己研鑽の意識は失われます。
企業の電算室の役割としては,それで丸く収まっているので,不満は出ない訳です。
困ることは, その人たちが,我々の業界に入ってきた時に困るわけです。ognacは積極的には関わらないようにしています。
(ognacの知る少ない例ですが)企業の電算室の実体は,とてつもなく,旧態依然としている箇所があります。
COBOL言語はまだ大手を振って存在し, COBOL的発想のシステム作りが脈々と続いています。
(代表的な例としては) COBOL言語は,広域変数しかないので, ローカル変数の概念がわからない。
サブルーチンは Perform( 旧Basicの gosub的なもの ) しかなく,関数化という発想も乏しい。
決定的なのは,自社のノウハウが, 標準テンプレートという形でとして,蓄積されていて,それをコピペで持って来て,仕上げる訳です。
白紙の状態で1から作れないプログラマが少なからず存在します。
OPen系/PC系の人々からは想像がつかないでしょうが, 汎用機のプログラマのうち,何割かは.OSを知らないのです。知らなくても業務遂行ができるのです。
SQL文もSUM関数を使わずに,対象データ全件,1件ずつ読み込み,足し込んで集計したりしてます。
これは,RDB以前は, ISAM/SAM しかなかった時のCobolのソースがテンプレートして存在し,
RDBのアクセスも, キーを与えて,該当行を取得というサンプルをつくるから,そうなる訳です。
上記と重複しますが, こんなんでも,会社の業務システムは満足?に動いているのです。
無垢な新人がそこに配属されたらどうなります? 不幸の一言です。
本人の意識が,【仕事だけのプログラム】な人がいるのも事実です。
この業界は,好きでないと勤まりません。しかし,好きでも,最初の配属が,不幸な環境だったら,間違った習性が身に着いてしまいます。
一度は正しい道を示してあげないと,いけないのかな? と思うのですが,冷たくアシラッテしまいます。(反省)
結論のない文でした。