4/4(土)に第十四回java-ja勉強会 - 第1回チキチキ 地方巡業withひがやすを飲み会in富山を開催しました。遠路はるばる富山までスピーカーしにきてくださった
ひがさん、
矢野さん、
米林さん、
ヨシオリさん、本当にありがとうございました。
凪瀬のジェネリクスの話
わんくま大阪でやったのと同じネタなんですが、時間を切り詰めてたので伝えたいところをうまく伝えられなかったかなぁと反省。
Javaのジェネリクスのややこしい部分は座学ですんなりわかるものじゃなくて、自分で四苦八苦してコード書いてみないと分からない
わけですが、苦労してジェネリクスを学んだ先にはより設計の幅が広がって幸せになれるから是非学ぼうという話をしようという
目論見だったのですけども、サンプルコードとかの説明とかがうまくやれなかったな、と。
テーマの取捨選択が難しいですね。変な切り落とし方しちゃったかなぁ…。
矢野さんのアニメーションの話
詳しいメモを取っていなかったのだけど、たぶんこのへんの奴。Timing Framework。
具体的にどれとかって話はきっと矢野さんがエントリを書いてくれるでしょう。
アニメーションの移動開始、終了間際の加速度の制御みたいな部分とか地味に面倒で難しいテーマ。書籍
Filthy Rich Clientsの第三部あたりの話題。
矢野さんが言うには「あの本にはアニメーションは難しいから俺の作ったフレームワークを使え的なことが書いてある」
とかなんとか。まぁ確かに。
自前で頑張ってチューニングを試みたらむしろ遅くなった、今のSwingはチューニングが凄いから
下手に頑張るよりそのまま何も考えずに描画した方が速い、みたいな話をしていて最近の画像処理にはついていけないやと思った次第。
自分はポリゴンとかの描画アルゴリズムとか勉強したことはあるけどパフォーマンスチューニングに凝ったことがないしなぁ。
あちこちで聞くけども本当に近年のSwingは速いらしいよ。
ひがさんのAOPの話
今回はひがやすを飲み会(東京都、仙台市、札幌市に続く第4回目。
参考記事)
も兼ねているわけで、真打登場といった感じ。
Slim3あたりのAOPのえらくマニアックな話をして頂きました。自分は大喜びで食いついていたけど、
他の参加者の人は大丈夫だったかしら。
AOPでのパフォーマンス向上のためのいろいろな工夫を聞いて感心することしきり。
実行時に通るAOPのための仕掛けをいかに薄くするかという話で、
実装方法論の部分で話題に上がってたのは確かClassLoader#defineClass()
あたりでロード時に書き換える話とか、Javassist
で継承クラスを作るとかの話かな。自分で実装してみたことないので間違ってるかもしれません。
自分はClassLoader#defineClass()でクラスロード時にウィービングする手法と、
コンパイル時でのウィービングする手法ぐらいしか理解していなかったのでこのテーマの深遠さが覗けて興奮しましたね。
よねさんの1つめの話
JavaとAIRの間で通信したりする話。あとはJavaFXとかJavaScriptとかもあって相互に通信しまくり。
こういう部分で何が可能なのかを知っておくことはトータルのシステム構成を考える上での重要な前提知識だと思うので
非常に興味深く聞いていました。
そうそう、よねさんのAppletは起動が超速かったデスヨー(棒読み
ヨシオリさんのTDDの話
テスト駆動開発 (test-driven development; TDD)の話。テスト手法とかはコレという正解が確立されていない感じで
みんながいろいろと模索しているようなテーマだから議論が盛り上がる、盛り上がる。ust中継してたので
和田さんのツッコミとかもあって面白かった。
僕もテスト駆動のテストって品質を担保するテストだと思っていたクチなので、
そういうテストじゃないんだという話に目から鱗。
「テスト駆動開発は宗教である」「コード=神」とか名言が飛び交う面白いセッションでした。
今日も誰かがモニタに向かって邪神を生み出そうとしてたりするのかな。
よねさんの2つめの話
T2とかの話。今日は相方の片山さんはいなかったけども
SeasarConference2009Whiteのときの
の話。僕はSeasarConのときに聞いてたのでテーマを復習した感じでしたね。
今回の失敗点
ust中継をやっていたのですが、Webカメラで写すとプロジェクタの文字が白飛びして見えない!
その上、マイクが中継機になってたヨシオリさんのノートPCのマイクになってて音が凄く拾いにくい!
ustでの中継だと空間的な場を伝えるには便利なんだけど、勉強会とかでの資料とかは解像度的に全然読めないのが常。
この辺どうにかならないんですかね。次会には機材としてマイクを準備しておきたいところです。
投稿日時 : 2009年4月5日 23:25