仕事で遭遇した現象なのですが、何か情報をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?
環境
クライアント
- Windows Vista Business SP1
- Internet Explorer 7.0
- Office2007
サーバ
- RedHat機およびWindows機で現象確認
- Tomcat 5.5
手順
- サーバに拡張子".xls"のファイルを置く。
- 該当ファイルをIE上から「開く」。このときローカルに保存せず、ExcelのIEプラグインで開くようにする
現象
最初のxlsファイルのリクエストに201 OK の応答をしたのち、クライアント側からWebDAVのコマンドであるPROPFINDメソッドがサーバ側に送られます。
HTTPのOPTIONSメソッドが事前に呼ばれることもありますが、キャッシュされるのか複数回試していると呼ばれなくなるようです。
この際、サーバ側で認証が掛かっており、PROPFINDコマンドに401 Unauthorized 返答がされていると、Excelファイルを開くことができません。最初の201の後に、もう一度WebDAVで取り直しに行くような挙動を示します。
WindowsXP, Office2003の環境下から同様にアクセスした場合は、OPTIONSメソッドがサーバに送信されることが確認できますが、PROPFINDの送信は行われないようです。WindowsXP, Office2007の環境が用意できず、そちらは確認できていません。
保存してからExcelファイルを開いた場合や、Firefoxの場合ではこれらのリクエストが投げられることはありません。IE上でExcelを開く場合のみの現象です。
私の手元の環境下ではxlsxファイルの場合、IEがzipファイル扱いしてIE上で開くことができませんでした。ContentTypeに"application/vnd.ms-excel"を指定しています。
何のための機能なのか?
WebDAVはMicrosoftが推しているわけですし、ExcelはOA化には貢献したけどもIT化を阻害しているということから、
そこを打開するための仕込みなのかなぁ、と漠然と考えています。
WebDAVでファイルを取得しなおすことで、Excelファイルをサーバサイドで一元管理するようなシステムを作ろうと企んでいるのかなぁ?
しかし、そう考えるとOffice2007形式だとそもそも開くことすらできないというのが腑に落ちません。私のマシンの設定が妙なことになっているだけという可能性も考えられますが。
投稿日時 : 2008年6月9日 17:29