とうとうやってきました。LIVEマイグレーション
本当は2008R2 Betaが公開されたらすぐにやろうと思っていたのですが、2週間のもの間発熱が続き
さらに忙しすぎて休めない状況で断念しておりました。
今回の作業ですが現在稼働中のHyer-V用2008を2008R2にインストールしなおします。
ADとSCVMMは現行のまま2008RTMを使います。
-----------------------------------------------------------------------
作業手順
1.2008R2 ENTをインストール(2台とも)
2.ADへ参加(2台とも)
3.Hyper-Vをインストール(2台とも)
4.Windows2003StrageServerのISCSI ターゲットへ接続
5.フェールオーバークラスターを構築
6.Hyper-VマネージャーにてゲストOSを作成
7.フェールオーバークラスターマネージャにてアプリケーションの構成を行う(仮想マシン)
8.テスト
-----------------------------------------------------------------------
使用した機器
1号機 windows2008 x64?? AD+SCVMM
2号機 winodws2003 x86 Iscsi Target
3号機 windows2008 R2 Hyper-V 1
4号機 windows2008 R2 Hyper-V 2
-----------------------------------------------------------------------
Hyper-VのQuickマイグレーションを構築したことのある方であれば、ハッキリ言って同じ手順で構築するだけです。
SCVMMでは「移動」しかありませんのでQuickマイグレーションしか実行できませんのでLIVEマイグレーションの手動実行は
「管理ツール」→「Failover Cluster Manager」を実行して行うことになります。
アプリケーションの構成を行っておけばマイグレーションできる単位で一覧が表示されますので
操作のペインより「live migrate this virtual machine toanother node」を選択して
移動先のノードを選べば稼動状態で移動されます。
外部からLiveマイグレーション中にPINGを飛ばしましたがタイムアウトは1行のみでした。
フェールオーバーされるゲストから外部へのPINGはすべて飛びました。
フェールオーバー中もゲストOS内でマイコンピュータを開いたり、いろいろ使っていましたが切替時の1,2秒
ちょっと考え込んだかな?といった程度のラグでした。(TSでアクセス)
?
ちなみに同じ環境で「移動」を行った場合は7行タイムアウトしました。
これからクラスターをダウンさせたり、いろいろやってみます。
感想としては、機器がそろえられれば構築は難しくありません。
特にクラスタ構成が2003と比べてとても簡単になっているためウィザードに従って行っていけばできると思います。
Beta版なのにすんなり稼動しました。RTMが楽しみです。
?
参考
ITPRO道場 奥主さんの フェールーオーバークラスタリングの設定編
http://www.microsoft.com/japan/seminar/technet/IT_Pro_Dojo/SelfTraining/ApplicationPlatform/session8-1/play.aspx
Windows Serer 2008 Hyper-V クイック マイグレーション セットアップ手順書
http://technet.microsoft.com/ja-jp/virtualization/dd297510.aspx
HP Microsoft iSCSI Software Targetを使用したクラスタへの共有ディスク・リソースの提供
http://h50146.www5.hp.com/products/storage/whitepaper/pdfs/4aa1-0720enw.pdf