日本のインターネットが終了する日で取り上げられているように、個人にグローバルなIDを付与することには様々な危険がついて回ります。
しかしながら、部署ごとにバラバラの個人情報管理が年金問題を引き起こしたように、こうした技術(というより運用)は情報技術の進展のためには避けて通れないものだと思います。
そこで、サイトに生の購読者IDを渡すのではなく、サイトの秘密鍵でハッシュにしたものを渡せば、同一のIDでもデータベースのキーはサイト固有のものであるためリンク先で示されているような問題は起こりえません。
秘密鍵はSSLで送受信するか、あらかじめISPから発行されたものを使用するとよいでしょう。
また、ISPから公式サイトに秘密鍵を発行する場合、全ISP共通の秘密鍵とISP固有の公開鍵(公開とは言ってもNDAに基づいて公式サイトにのみ提供する)を発行したり、サイトの秘密鍵と発行した秘密鍵のペアをデータベースに保持しておきます。
こうすることで、全ISP共通の購読者IDとISPのサイト認証を共存させることができます。