Windowsのエクスプローラは、フォルダごとにウィンドウが開くため、大量のフォルダを同時に開くとウィンドウだらけになり扱いが面倒です。
だからといって、専用ファイラを導入するのは見た目や安定性で躊躇われるものです。
そこで、シェル拡張としてエクスプローラにタブ機能を付加するソフトウェアが、「QTTabBar」です。
名前にQTとありますが、AppleともTrolltechとも関係ありません。
また、タブ機能のほかにも、多機能ツールチップ、アプリケーションランチャ、履歴、フルパスやハッシュのコピー、インクリメント検索、ツールバーの背景変更などの機能があり、またプラグインを追加することでさらに機能追加できます。
インストール方法
.NET Framework 2.0以上が必要なので、入れていない奇特な人はまずインストールしてください。
次に、公式サイトの「ダウンロード」→「version 1.2.2.1」のリンクからアーカイブをダウンロードし解凍します。
解凍したら、フォルダ内にある「QTTabbar.exe」を起動し、指示に従ってインストールします。
また、「Install_NativeImages.bat」も実行しておくと比較的高速に起動できます。
インストールが完了したらコンピュータを再起動するか再ログオンします。
再起動したら、適当なフォルダを開き、「標準のボタン」を隠し、「QTTabBar」と「QTTabBar標準のボタン」を表示します。表示後は、適当な順に並べてください。
設定方法
「QTTabBar標準のボタン」ツールバーのボタンの上を右クリックすると「カスタマイズ」、何もないところを右クリックすると「オプション」の画面を表示できます。
「カスタマイズ」画面でツールバーのボタンを取捨選択後、「オプション」画面を表示してください。
おすすめの設定は、「ウィンドウ」→「新規ウィンドウをタブとして取り込む」、「その他」→「詳細表示でグリッドラインを表示」、「詳細表示で交互に色を変える」、「ファイルのリネーム時拡張子を除外して選択」を解除、です。
また、「グループ」、「アプリケーション」タブでランチャの設定ができます。
引数の変数には引用符が含まれているような感じなので、素で書いてください。
たとえばカレントフォルダか選択されているフォルダでコマンドプロンプトを開きたいときには、
C:\Windows\System32\cmd.exe /k cd %cd%
とし、カレントディレクトリにも%cd%を設定します。
スクリーンショット
