僕にプログラミングの楽しさを教えてくれたのは電卓でした。
高校二年でのことです。
理科の先生と仲良くて、ちょくちょく理科教室に遊びに行ってたわけですが、
センセの机の上に「科学朝日」が置いてあったんです。
パラパラとめくってると、1ページ全面に電卓の広告があったんです。
Hewlett Packard HP-33E ってやつ。なぜだか僕はこいつに心奪われました。
田舎ですんでこんなの売ってるとこは近くになくて、あちこち調べて福岡博多
の井筒屋で扱ってるとのこと。電話して値段調べて電車に揺られて買いに行きました。
小遣いはたいて小箱を抱えてうちに帰るとポケットには30円残っていました。
その電卓はプログラミングができました。といってもわずかに49ステップ。
しかも電源切るとすっぱり忘れてしまうってシロモノ。
だけど僕は夢中になりました。すげえー! こいつ僕の思うがままに動いてくれる!
…そして今に至ります。
[追記] 多感な高校生時代のあのドキドキのせいで、
いつしか僕の手元には数多くのHP電卓が。
HP-11C, 15C, 16C, 28C, 33C,41CX みんないいコ♪