8/2 のアニバーサリーアップデートに向けて Bug Bash が続いています。Fastring は、週2ペースでアップデートが続いています。
あまりにも頻繁に更新があるので紹介できていませんが、ダウンロードセンターで”Desktop App Converter” で検索すると公開中のものがずらっと出てきます。
このブログを書いている時点(日本時間の7/1 14:20頃)での最新版は 6/30 公開のものです。
コンバーターのバージョンは、0.1.21。wim(コンバート時のコンテナがみる) は14371,14376,14379 の3つがあります。詳しくは、Details を見てください。
コンバーターを動かす、Windows 10 のビルドと同じ番号の wim をDLして利用します。
最新 Fastringなら、14379 があればOKです。起動するOSの最小ビルドは、AppManifest.xml に書いてあるので、そこを調整します。
で、重要な注意点が一つ。System Requirements は、コンバートする環境のお話です。実行環境ではありません。
UWPアプリとして動く仕組みに手を入れたのではなく、UWPアプリとして見立ててもらうための特殊なコーティング剤を作るのが、Desktop App Converter の仕組みです。
なので、Desktop App Converter でコンバートした結果出来上がるものは、「パッケージ化する直前の状態」のUWPアプリケーションです(-MakeAppxをつけると .appx の作成まで行う)。
ちなみ、MakeAppx したり、フォルダの整理をするのは、Desktop App Converter のセットアップを「行っていない」環境でも実行できます。
一応あまり知られていない気もするので。
Desktop App Convereter がセットアップするのは、wimを使ってクリーンルームを作るためのコンテナのセットアップです。そのついでに(今は省略ができなくなっているけど)、wim をキャッシュ配置するということをやっています。
なので、すでにコンテナがセットアップされているので、-Setup してないよ!という人以外は、コンバート時に wim を指定する必要はありません。
コンバート時の基本的な情報や手順等は、
https://msdn.microsoft.com/windows/uwp/porting/desktop-to-uwp-run-desktop-app-converter
の日本語情報を見るとよいでしょう。
その上で英語の
https://msdn.microsoft.com/en-us/windows/uwp/porting/desktop-to-uwp-run-desktop-app-converter
もチェックしておきましょう。最新の変更点などが載っています。