元ネタ:コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況[4月分]について
2006年度通年でも、9x系OSでの相談が1割近くあるそうです。サポート終了後(2006/08~)ですら、9%もの報告があるそうなので、実際の比率はもっと高いと言ってもいいでしょうね。
アニメーションカーソルのやつとか、9x系にもありそうですがどうなんですかね?
まぁ ネットにつながない限りは危険性は少ないでしょうけどw
多くのソフトが9x系のサポートを打ち切っています。もちろんアンチウィルスソフトも例外なくです。MS製品に至っては、2000ですら、サポートしていない方が増えてきました。
OSベンダーがサポートしなくなったからというのも理由としては大きいと思いますが、アップデートの提供にネットを利用しているからというのも理由の一つだと思います。逆にいえばそれだけ危険性を認識しているとも言えるのかもしれません。開発コストも無視できない要因でしょうけどねw
サポートするかしないかは、ベンダーの裁量次第と言えます。いやな見方ですが、自分だけがサポートすることで独占市場になるという見方もないわけではありません。
でも、もしこのような安易な理由でサポートするという選択を選んでいるのだとしたら、それがどういう意味を含むのかということも少しは考えていただきたいと思います。
日本はアメリカと違って訴訟社会ではありません。仮にそのベンダーに問題があったとしても、滅多なことでは訴えられないでしょう。ですが、そういう状況でなにかあったということが発覚した場合、信頼は地に落ちるといえます。
場合によっては、そのまま滅びの道を歩むことになるということも考えられます。
エンドユーザーの側にも責任はあります。生鮮食品であれば、賞味期限切れのものを後生大事に取っておいて、後で食べようなどとは思わないと思います。それと同じで、ソフトウェアにもサポート期間という賞味期限があります。生鮮食品と異なるのは、腐ってしまうことはないという違いだけです。でも、自分のおなかは壊さなくても、結果的にほかの人やマシンを傷つける可能性があるということは、お忘れなきように。