-- Tao of Windows Installer Part 2 より --
パッケージング-Packaging-
原則26:ユーザー固有の情報はファイルに格納することを検討しましょう
多くのアプリケーションはユーザー固有の設定情報をレジストリに格納しています。そしてユーザーがログオンしていない状態では、ユーザーレジストリは .dat というディスク上のファイルに格納されています。
これそのものは至極一般的なことです。しかし、ユーザーがログオンしていない状態でアプリケーションをアンインストールした場合、データはインストーラやアプリケーションからはアクセスすることが出来ず、結果として孤立した情報として残り続けることになります。
これは、クリーンアンインストールというアイデアを阻害する要因となります。
この問題を解決する手段としては設定情報をディスク上のファイルに格納しておくことがあります。こうすることにより、アンインストール中でもアクセスが可能になりますし、アンインストールでフォローしない場合でも、ユーザー自らが簡単に削除することが出来ます。
このファイルは単純なテキストファイルの場合もあるでしょうし、必要であれば、最近流行のXMLファイルにすることも出来ます。